MENU

フランス流カフェの過ごし方、日本との違いは?

2021年11月19日
NAOKO (フランス)

日本とフランス、朝カフェの過ごし方の違い

こんにちは!フランス在住、グローバル親子コミュニケーションコーチのNAOKOです。

旅行や仕事、留学などでフランスを訪れた時、コミュニケーションがうまく取れなかったり、日本の文化や習慣との違いに驚いたりする方が多いと思います。

カフェでの過ごし方1つとっても、国によって違いがあります。そして私が住んでいるフランスと日本のスタイルも少し違います。

例えば、皆さんは朝にカフェに行くことはありますか?行かれる方は、どんな風に過ごしますか?

私が日本でよく目にしていた光景は、通勤前のちょっとした隙間時間にカフェで本を読んだり、資格の勉強をしたり、スマートフォンを手にしていたり、何もせずリラックスをしていたり、思い思いの形で「1人で過ごす」姿でした。

私自身も大変な仕事の前、満員電車に乗る前など、ちょっと自分の気持ちをリセットしたい時に、よく1人で利用していました。

一方、フランスに来て驚いたのは、朝からご家族やお友達同士などで「会話をしている」姿が多いことでした。

1人で過ごす方が全くいないわけではないですが、圧倒的に複数人で利用している姿が多く、日本のように自分の気持ちを落ち着かせたりする為にカフェを利用するのではなく、人と「コミュニケーション」をする為に利用していることを、強く感じました。

 

なぜフランスではカフェのコミュニケーションを大事にするの?

パリのクロワッサンはすごくおいしい!

フランスのカフェの歴史はとても古く、17世紀後半頃からあるそうです。

当時よりカフェは、歴史上有名な、芸術家や文豪、政治家の方が、ただお茶を飲む場ではなく、討論をしたり、お互いの志を分かち合ったりと、色んな分野の歴史を動かした、いわば聖地のような場所だったようです。

フランスの人は普段から討論をよくしますし、カフェで「人とコミュニケーション」を取ろうとするのは、そうした歴史背景から来ているのかもしれませんね。

そもそも、フランスではカフェやレストランに1人で入るのは抵抗感がある人もいるようです。

日本ではカフェやレストランに1人で気軽に入ることができたり、最近では「おひとりさま」という言葉も浸透して、1人でも楽しめるサービスが沢山あるということを、フランスに来て改めて感じました。

世界ウーマンの様々な国の方たちとこのテーマについて話をした時も、1人より人と一緒に行くことが多いという方が多かったので、1人で気軽にカフェで楽しむことが普通になっている日本は珍しいように感じました。

ちなみに、日本のカフェはスイーツ中心だと思いますが、フランスでは昼からワイン片手に楽しんでいる姿もよく目にします。仕事の合間のお昼休憩であっても、あまり気にせずに飲んでいるようです。

こういう点も、日本と感覚が違っていて、面白いですね。

今回もコラムを読んでいただき、ありがとうございました!

ちなみに私には、6歳の息子と3歳の娘がおり、それぞれフランスにて、英仏バイリンガル小学校と現地幼稚園に通っております。

フランスでの教育や、子供の世界で生きる力を育てる親子コミュニケーションにご興味がある方は、是非こちらもご覧くださいませ。

「家庭でできるグローバル教育とは?世界の教育の違いとは?20年後の未来は?」というテーマで、無料の勉強会も行っています!ご予約が多くございますので、是非ご興味ある方はお早めにご連絡くださいね。

Written by NAOKO(フランス)

この投稿をシェアする

イベント・セミナー一覧へ
コラム一覧へ
インタビュー一覧へ
ブックレビュー一覧へ
セカウマTV一覧へ
無料登録へ