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気に入らなければ交換OK!アメリカの自由なギフトスタイル

2021年12月10日
野田理恵 (アメリカ)

「ギフト・レシート」とは?

こんにちは!野田リエです。こちらアメリカでは感謝祭が終わり、クリスマス・シーズンに突入しました。

最近は日本でもアメリカ感謝祭後の一大セールイベント「ブラック・フライデー」が取り入れられていますが、アメリカではギフトの贈り方にも独特のスタイルがあるのをご存知でしょうか?

今回はアメリカ文化ならではのプレゼントやギフト交換のスタイルを紹介したいと思います!

まずご紹介したいのが、贈答用の品物によくつけれられる「ギフト・レシート」と呼ばれる特別なレシートです。これは、ギフトを贈られた側がその品物を何らかの理由で返品・交換したい時に使うもの。

購入店の名前、品物名、レシートの有効期限など、返品・交換手続きに必要な最低限の情報のみ記載されていて、品物の値段や割引クーポン使用の有無などは受け取った側には「一見」分からないようになっています。

でもいずれにしろ、返品・交換するならおのずと分かってしまいますよね(笑)。

注意したいのは、どちらの場合も「ストア・クレジット」と呼ばれるその店でのみ使用できる商品券のような形で処理されるので、返品や交換の差額が現金が返ってくることはありません。

例えば、交換したい品物がもらった物より高ければ払い足せますが、それより安いものと交換した場合、おつりは現金でなくストア・クレジットとして返されると考えておいていいと思います。

ギフト・レシートのポリシー(規定)は店によって違うので、事前に調べておくといいですね。有効期限は、だいたい30日から45日程度が一般的です。レシートに有効期限が明記されているはずなので、それもチェックしておきましょう。

クリスマスなどのシーズン・イベント時に大きな店舗で買い物をすると、こちらが何も言わずとも普通のレシートと一緒にギフト・レシートをつけてくれることがありますが、通常はレジで「ギフト・レシートをください」と頼むと発行してくれます。

オンライン・ショッピングでもギフト・レシート発行のオプションがあるサイトがほとんどなので、必要に応じて活用しましょう。

 

パーティで人気のギフト交換ゲーム「ホワイト・エレファント」

次に、ホリデー・パーティなど大人数の集まりで人気の高い「ホワイト・エレファントギフト交換(white elephant gift exchange)」と呼ばれるスタイルをご紹介しますね。

ホワイト・エレファントという名の由来は、その昔Siam(現在のタイ)の王が自分を不快にさせた国々に、嫌がらせとして珍しい白い象を贈ったという伝説から来ているそうです。

つまり「白い象」は、「贅沢だが実用的でなく、かといって簡単には捨てられない困ったプレゼント」を象徴しています。

ローカル・ルールが多々存在するので、必ずしも「もらったら困るプレゼント」でなければならないわけではありません。プレゼントの予算や趣向はパーティによって異なるので、疑問があればプレゼントを用意する前に主催者に聞いてみましょう。

基本的なルールをご説明しますね。

1. 参加者はプレゼントを匿名でクリスマス・ツリーの下など指定の場所に置く。くじ引きなどでプレゼントを引く順番を決める。

2. 最初の人はプレゼントの山から一つ選び、開封。他の参加者に必ず中身を公表します。

3. 二人目以降からは、他の人が引いたプレゼントで欲しいものがあればそれを奪うことができます。欲しいものがなければ、プレゼントの山から一つ選んで中身を公表します。

4. プレゼントを取られてしまった人は、取られたターン内で他の人からプレゼントを奪うか、山から一つ引くことができます。「一つのプレゼントにつき、トレードは3回まで」という制限がある場合が多いです。つまり、プレゼントが3人目の手に渡った時点でその人のものになり、誰も奪えなくなります。

5. 全員が引き終わったら、オプションで最初にプレゼントを引いた人が他の人のプレゼントと交換します。自分のプレゼントが気に入っていれば、交換はせずゲーム終了です。

やってみると結構白熱して面白いです!後半になってくると、狙ったプレゼントを3回目のトレードで自分のものにするための、ちょっとした心理戦が繰り広げられますよ。

 

交換OKでも、プレゼントを選ぶ気持ちは大切

ギフト・レシートといい、ホワイト・エレファントといい、「トレードし放題なんだったらプレゼントを選ぶ意味はあるのか」と感じた方もいるかもしれません。

でもこのような自由なプレゼント文化は、決して投げやりな気持ちからでなく、アメリカが移民国家であること、そして個人を尊重するという背景が関係しているのではないでしょうか。

相手のことを想ってギフトを選ぶ人が大半だけど、育った環境や文化が違うなら「意図せずハズす」確立は高いのでは...勝手な推測ですが。

あけっぴろげに「この前もらったギフト、気に入らないから返品したわ~」とか贈り主に言ったら普通に傷つくことが予想されるので、そこは慎重にいきましょう。

今回はアメリカの自由なギフト交換についてご紹介しました。まだまだ気軽に大人数で集まれる状態ではありませんが、アメリカのホリデー文化を感じていただけたら嬉しいです。次回もお楽しみに!

Written by 野田理恵(アメリカ)

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