Xin chào! ベトナム ホーチミン在住のYayoiです。去る3月8日は「国際女性デー」でしたね。
そこで今月のコラムは、この日にちなんで、「海外で働く日本人女性はどのような人たちなのか」、私が現在住んでいるベトナムで働く日本人女性たちを参考に、彼女たちの特徴や傾向について書いてみたいと思います。
まず、こちらで働いている女性たちの年齢は20〜50代までと様々で、未婚の方も既婚の方もいらっしゃいます。雇用形態も自営業の方から現地採用で働く方、日本から駐在員として派遣されてくる方など様々です。
現地採用や駐在員など、会社員として働く方たちの働いている業界も様々で、会社内での職位も平社員から社長まで、ポジションを問わずいらっしゃいます。
自営業の方の場合は、バーや美容室などのサービス業をされている方が多い印象です。
語学面に関しては、ベトナム語が堪能もしくはビジネスレベルに話せる方は見たことがなく、日常会話程度なら少々できるという方はちらほらいらっしゃいます。
一方で、英語ができる方は沢山おり、日常会話レベルからビジネスレベルの方まで幅広く、ベトナム人との社内でのコミュニケーションは英語か日本語で取ることが多いです。
年齢、職業、能力などには、何か大きな特徴や傾向が見られるわけではないように感じます。
では、性格や性質についてはどうでしょうか。
私がとても感じるのは、もともと海外志向を持っている方が多いということです。
海外旅行が好きで、何十か国も行ったことがある方、留学経験がある方、海外勤務希望だったので現在の会社に入社した方、など、皆さん共通してこの海外志向を持っています。
というより、そもそも海外志向がなければ、わざわざベトナムで働くという選択はしていないと思います。
海外志向はあるものの、男性のような「ここで一旗揚げてやる」的なガツガツ感はあまり感じることはありません。だからと言って、女性的な部分が強すぎるということもないように思います。
ですがやはり、どこかに「強さ」は感じます。強いと言っても気が強いのではなく、「たくましい」「芯が強い」という表現が合っていると思います。
こればかりは実際に海外で働いてみないと体感できないことですが、日本では予想もしなかった、あり得ないトラブルやハプニングが日々起こります。小さなことから大きなことまで、職場だったり、普段の生活の中であったり。。
それらを乗り越えていく中で、徐々にたくましさや芯の強さが身についていくように思います。
意外かも知れませんが、海外志向を持っている方が多いにもかかわらず、彼女たちになぜベトナムで働いているのかと聞いてみると、「たまたまベトナムで働くことになったから」と答えます。
私自身もそうなのですが、海外で働いてみたいと思って転職活動をしている中で、はじめは主に英語が通じる国を候補にしており、ベトナムは転職先の候補に入っていませんでした。
しかし、たまたまやってみたいと思った仕事の求人が出ていたのがベトナムで、面接を受けたら採用となり、こちらへやって来ました。
私以外の女性たちも同じく、「ベトナム駐在の辞令が出た」「たまたまベトナムでビジネスをするチャンスが目の前にやって来たから挑戦してみた」など、もともとベトナムでやってみたい事があったとか、ベトナムに興味があったというわけではないようです。
だからといって「ベトナムが嫌いだった」「あえて避けていた」というわけでもありません。単純に「はじめは候補に入っていなかった」だけです。
候補には入っていなくとも、もともと持っている海外志向のおかげで、結果的に自分なりの目標や楽しみを見つけて、自分らしくベトナムで過ごしている方が多いように思います。
今月のコラムを書くにあたって、私がベトナムで出会った、こちらで働く女性たちを思い出しながら特徴をピックアップしていきましたが、この特徴はたとえ違う国だったとしても、共通している部分があると思います。
このコラムが、今後海外で働いてみたいと考えている方の参考になれば幸いです。
Written by 平良弥生(ベトナム)