私はこれまで主人の仕事柄、アメリカ国内の大きな都市を訪れる機会に恵まれてきました。
大きな都市に行くと、まず探すのは日本食材店と百均。きっと海外に住んでいる日本人のみなさんは、ここで大きく頷いておられることでしょう(笑)
アメリカの田舎で日本人の人口が少ない地域には、日本食材店がほとんどありません。
ここ数年はAmazonで、味噌や醤油、お米なども購入できるようになり大変便利にはなりましたし、アメリカのグロッサリーストアでもAsisn foodのセクションが設けられているところもあります。
そこでも醤油や味噌、米、ふりかけ、麺類、めんつゆ、ラーメンや、アメリカ人になぜか大人気の『ポッキー』などが陳列されています。しかし、日本からきた日本人にとっては、なんとも物足りない食材なのです。
最近私が訪れたアメリカ東海岸の日本食材店で、「こんな品物まであるの?」と感動した店がありました。
ニューヨーク州マンハッタンより北へ。少し郊外ウエストチェスター群・ホワイトプレインズという市にある、創業52年・日本食材店「大道DAIDOマーケット」。
こちらのお店では、日本全国から美味しいものが大集合しているのです。私は日本では神奈川に住んでおりましたが、日本でも見たことがないような、現地の特産品などが陳列されているのです。
「なぜこんなに珍しいものがたくさん売っているのですか?」とお店の方に尋ねてみると、
「ニューヨークという街には、仕事で日本全国から人々が来られています。異国に来て最初に恋しくなるのが和食。それだけ食は人々の生活そのものなのです。私どもの店では、都会からもまた地方から来られたみなさんも懐かしく嬉しくなるような地方の美味しいもの、故郷の味を提供させていただいているのですよ」とのご回答をいただきました。
年中無休のこちらの日本食材店「大道DAIDOマーケット」さんは、日本食と日本人に対する『愛』を感じたお店でした。
またもう一つのご自慢は、日本で食べるような新鮮で良質なお魚をお客様に提供されていることでした。
「ここは日本のスーパーか?」と思うような新鮮なお魚がいっぱい。また、アメリカでは手に入りにくい薄切りのお肉、それだけではないのです。このお肉が安全・安心の高品質な上、お手頃価格なのです。
店内には日本のパン屋さんもテナントさんに入っていました。私はこちらのパン屋さんで日本で売っている日本の美味しい食パンを購入してきましたよ。
こちらのお店には、連日他州からもお客さんが買い出しに訪れるというくらい。美味しい日本のパンと食材。お米の種類もカルフォルニア米のみならず、日本国産品もありましたよ!
私は久しぶりに本物の日本食材を手に入れることができて大満足しました。やはり日本で生まれ育ったものにとっては、和食って大切ですね。
【Daido Market】
https://www.instagram.com/daidomarketny/
https://www.facebook.com/daidomarketny
ニュージャージーからは車で20分、コネチカットからも車で15分というロケーション。
Written by スペイツ由美(アメリカ)