MENU

◯で食べるのはNG?!ブラジル人の食事に対する考え方、特有の食事マナー

2021年8月20日
ひろみ (ブラジル)

独自の文化圏を持つブラジル

Olá!! ブラジル・サンパウロ州在住のHIROMIです。私はイタリア系ブラジル人の男性と結婚していますが、ブラジルにはたくさんのヨーロッパ系ブラジル人がいます。

これは16世紀の初頭、ヨーロッパの封建制度の抑圧から逃れて、多くのポルトガル人が、次いでイタリア、ドイツなどヨーロッパ各地から様々な階層の人々がブラジルに移住したためです。

更にアフリカから連れてこられた黒人奴隷たちも加わり、原住民インディオの文化も混じり合って、400年余りの歴史の経過のうちに、南米の中では唯一、ポルトガル語を公用語とする独自の文化圏が発展しました。

主にヨーロッパ、そしてアフリカからの移民が多いブラジルですが、アジアや中東、他のエリアからの移民も多いため、ヨーロッパスタイルが通用しないことが多いです。

実はブラジルにはブラジルならではの食事のマナーがあるんですよ!

衣食住においてブラジル特有の様々なスタイルがありますが、今回は食について書かせていただきます。

旅行や仕事でブラジルに来られる方、「日本と同じ食事マナーで問題ないのだろうか?」などと気になる所も多いと思います。遠くて行けないという方も、「ブラジルってそうなんだ!」と覚えておいていただけたら嬉しいです!

それでは、最後までどうぞお付き合いください。

 

ディナーよりランチの方が重要

ホストしたシュハスコパーティーの様子。ブラジル南東部伝統のミナス料理

まず初めに、ブラジル人の食事に対する考え方を知っておきましょう。

ブラジルでは一般的に、ディナーよりもランチの方が大切だと考えられています。毎日夕方4,5時頃にLanche da Tardeというアフタヌーンティータイムがあるので、ディナーは夜の9時頃に軽く済ませるという方も多いです。

ブラジルの家庭では、土日のランチを豪華にするのが一般的。家族だけでゆっくり食べることもあれば、友人をたくさん誘ってパーティーをすることもあります。

パーティーは夜も行いますが、お昼の方がゆっくりできる分、お料理も質と量が違うような気がします。ただし、夜に行うクリスマスや年越しパーティーは別です。それはまた別の月にでも。

さて、ブラジルの料理といえばシュハスコ(Churrasco)を思い浮かべる方も多いですが、家で行うシュハスコも土日に行うことが多いです。

シュハスケイラという専用のグリルで沢山のお肉を焼きます。これは男性の役目となっています。前菜や副菜なども沢山用意するのがブラジル式。

平日のランチも、ブラジル人はゆっくり食べることを好みます。オフィスで働くビジネスパーソンでも、ランチは1時間から2時間近くかけてゆっくり食べる人も多いです。

ブラジルならではのランチ事情は、世界ウーマンコラムニストの岩井真理さんも「最もポピュラーなランチ、ポルキロとは?ブラジルのランチ事情 」で書かれていますので是非読んでみてくださいね!

 

ウッカリやってしまうと不潔だと思われるかも?

ブラジルではピザは夜に食べるもの?!

ブラジル人はかなりのキレイ好きで、一日に何回もシャワーを浴びる習慣が根付いています。

朝起きてから、外出先から帰宅してから、ディナーを食べに外出した後と一日に何回もシャワーを浴び、ブラジル人は世界で一番シャワーの回数が多いといわれています。

そして、食事前には必ず手を洗います。帰宅したら、まず手洗い・うがいをする習慣がある日本からみたら当たり前の事ですが、ブラジルでは帰宅した時は手を洗わないんです。その代わり、シャワーを浴びます。

ブラジルでは食事の前に必ず手を洗いに行きますが、食事に直接手で触れることは絶対にNGです。

フルーツやハンバーガー、「手の方が食べやすい」と感じても、ブラジルでそれをすると怪訝な顔をされるかもしれません。

これもブラジル人のキレイ好きからくる独特の食事マナーで、お皿の上のものは基本的にフォークとナイフを使います。立食パーティーなどで出るアペタイザーなどは手で取る場合もありますが、必ずナプキンを使います。

ギャルソンもお皿の上にアペタイザーとナプキンを両方持って会場を歩き回ってますから、必ずナプキンを使って食べ物を取ってください。

ピザも手に取って食べません。フォークとナイフで食べるのがブラジル式。また、ブラジルではピザは夜に食べるものと思われており、お店も夜のみオープンの所がほとんどです。

 

右手にフォーク、左手にナイフがブラジル流

このようにフォークとナイフを使って食べるのが当たり前のブラジルですが、持つ手は日本やヨーロッパとは逆なのです。

日本やヨーロッパでは、右利きの場合、右手にナイフ、左手にフォークを持つかと思います。それがブラジルでは、右手にフォーク、左手にナイフとなります。

利き手にフォークを持つ理由は、ブラジルのお米は日本のように水分があまりなく、サラサラして食べにくいからと言われています。たしかに利き手にフォークを持つと食べやすいですよね。

ちなみに、スプーンは子供が使うものと考えられています。デザートやスープなどを除き、大人がスプーンを使うことはほとんどありません。

ブラジルでも人気がある日本のカレーライスは例外ですけどね。

このように利き手にフォークを持つブラジル人ですが、テーブルセットはヨーロッパスタイルだったりします。独自の文化を持つブラジルならではですね。

最後となりますが、ブラジルには美味しい食べ物がたくさんあります!パワーフードがたくさん使われているブラジル料理は、体の底から元気になれますよ!

レストランやパーティーなどに行かれる時はブラジル式の食事マナーを頭に入れて、楽しく美味しくお食事ができたら良いですね。

今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。それでは、また!!Tchau!!

Written by ひろみ(ブラジル)

この投稿をシェアする

イベント・セミナー一覧へ
コラム一覧へ
インタビュー一覧へ
ブックレビュー一覧へ
セカウマTV一覧へ
無料登録へ