Olá!! ブラジル・サンパウロ州在住のHIROMIです。私はイタリア系ブラジル人の男性と結婚していますが、ブラジルにはたくさんのヨーロッパ系ブラジル人がいます。
これは16世紀の初頭、ヨーロッパの封建制度の抑圧から逃れて、多くのポルトガル人が、次いでイタリア、ドイツなどヨーロッパ各地から様々な階層の人々がブラジルに移住したためです。
更にアフリカから連れてこられた黒人奴隷たちも加わり、原住民インディオの文化も混じり合って、400年余りの歴史の経過のうちに、南米の中では唯一、ポルトガル語を公用語とする独自の文化圏が発展しました。
主にヨーロッパ、そしてアフリカからの移民が多いブラジルですが、アジアや中東、他のエリアからの移民も多いため、ヨーロッパスタイルが通用しないことが多いです。
実はブラジルにはブラジルならではの食事のマナーがあるんですよ!
衣食住においてブラジル特有の様々なスタイルがありますが、今回は食について書かせていただきます。
旅行や仕事でブラジルに来られる方、「日本と同じ食事マナーで問題ないのだろうか?」などと気になる所も多いと思います。遠くて行けないという方も、「ブラジルってそうなんだ!」と覚えておいていただけたら嬉しいです!
それでは、最後までどうぞお付き合いください。
ホストしたシュハスコパーティーの様子。ブラジル南東部伝統のミナス料理
まず初めに、ブラジル人の食事に対する考え方を知っておきましょう。
ブラジルでは一般的に、ディナーよりもランチの方が大切だと考えられています。毎日夕方4,5時頃にLanche da Tardeというアフタヌーンティータイムがあるので、ディナーは夜の9時頃に軽く済ませるという方も多いです。
ブラジルの家庭では、土日のランチを豪華にするのが一般的。家族だけでゆっくり食べることもあれば、友人をたくさん誘ってパーティーをすることもあります。
パーティーは夜も行いますが、お昼の方がゆっくりできる分、お料理も質と量が違うような気がします。ただし、夜に行うクリスマスや年越しパーティーは別です。それはまた別の月にでも。
さて、ブラジルの料理といえばシュハスコ(Churrasco)を思い浮かべる方も多いですが、家で行うシュハスコも土日に行うことが多いです。
シュハスケイラという専用のグリルで沢山のお肉を焼きます。これは男性の役目となっています。前菜や副菜なども沢山用意するのがブラジル式。
平日のランチも、ブラジル人はゆっくり食べることを好みます。オフィスで働くビジネスパーソンでも、ランチは1時間から2時間近くかけてゆっくり食べる人も多いです。
ブラジルならではのランチ事情は、世界ウーマンコラムニストの岩井真理さんも「最もポピュラーなランチ、ポルキロとは?ブラジルのランチ事情 」で書かれていますので是非読んでみてくださいね!
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