JALの翼と富士山。国内移動中に撮影
2024年3月上旬に久しぶりに日本に一時帰国していました。その前に帰国したのがコロナが始まる少し前の2019年秋だったので、約4年半ぶりでした。
それまでは毎年日本に入っていたので、こんなに日本の地を踏まないのは2004年に海外生活を始めて以来、初めてのことでした。
浦島花子になりつつある自覚は年々強くなっているので、ちゃんと対応できるのか行くまでは少し不安もありましたが、実際に行ってみたらとても素晴らしい滞在となりました。
今回のコラムでは、久しぶりの日本で感じたことを率直に書いてみたいと思います。
このところ円安が非常に進んでいます。物価も上がってきてはいますが、欧米ほどではないので、帰国した人たちからは「とにかく安い!安すぎる!」と聞いていました。
ところが、実際に東京に滞在してみると、思ったより安いとは感じませんでした。
通りすがりに見かけた有楽町駅前のラーメン屋さんはラーメンが千数百円。私の感覚的にはラーメンが千円することはまずなかったので、すごく値上がりしていると思いました。
確かに、ユーロ換算して、現地価格と比べると安いですが、私は財布に残っていた日本円からまず使っていたので、値上がりを実感できたのかもしれません。
物価の上昇に伴って、収入も上がっていくといいなと思いました。これは私がアジアに住んでいた時に経験したことです。当時は毎年の物価上昇にうんざりしていましたが、今では日本の物価に追いつく国も出てきています。
銀座近辺で撮影した写真たち
最近「日本やばい」「もう終わってる」などという投稿をSNSやメディアでも見かけていたので、日本に着くまでは元気のない日本を想像していました。
しかし、日本に到着してみると、コロナを経験してシステム化が進んでいて、空港でのプロセスがとてもスムーズで、より進化した日本が少し眩しく感じたほどです。
今回アムステルダム発、香港経由で福岡から入国したのですが、日本だけでなく、各空港でのストレスは軽減した気がします。
そして、やっぱり日本はきれい!日本で空港に到着する度に感じることですが、日本の空港は他の国の空港より清潔感ときちんと感があります。
福岡空港の国際空港はしばらく使っていなかったのですが、リニューアルしていて、地方都市なのにかなり大きくて驚きました。西の玄関口を目指しているそうですが、アジアからの訪問客も多く、しっかり役割を果たしている印象でした。
翌朝すぐに東京に移動したのですが、東京はあいかわらず東京でした!やはり人が多い。いえ、コロナ前の記憶より外国人が全然多い印象でした。
私が行ったお店がユニクロなどインバウンドと似ているのもありますが、英語対応できるお店もかなり進んでいました。日本語で質問されて答えを考えていると、英語で言い直されることが何度かありました。
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