冬休み期間中に2泊3日のプチ旅行で寄ったお寺が、パワースポットのように幻想的で美しかったのでご案内します。
マレーシアといって思い浮かべるのは、どんな風景でしょうか?ツインタワー?椰子の木が茂るビーチ?
今回訪れた場所は、想像するマレーシアとは全く異なる景色で、美しい緑の崖山と青い空に囲まれた街、イポー。
イポーは首都クアラルンプールからは車で2時間北上した街で、私の住むジョホールの空港からは直行便で1時間。
カルスト地形で石灰岩の景勝地と知られており、洞窟が多く、洞窟に作られた寺院がいくつかあるようです。
その中で、イポー出身の友人が「ぜひここに行くように」と薦めてくれたのが、ここサンポトン寺院(Sam Poh Tong)。
イポー空港からは車で10分位というアクセスの良さ。イポー市内からは車で20分ほどになります。
イポー郊外の崖山沿いに三寶洞(サンポトン)、南天洞(ナンテントン)、霊仙洞(リンセントン)という3つのお寺が並んでいて、サンポトン寺院はその1番奥になります。
洞窟寺院としてはマレーシア最大なのだそう。
自然の中にお寺の美しい赤色がうまく溶け込んでいて、とても美しい。厳かな、良い「気」が流れているのを感じます。
参拝者は私たちの他に1人だけ。静かな場所。横には池があり、魚に餌をあげられるようになっています。
お寺の中に入ると、そこは洞窟の中。神さまが祀られていて、魚の餌と亀の餌が売られています。亀の餌はまさかのカットトマト。とりあえず購入して、先に進みます。
洞窟の中を奥に進むと、ぱっと中庭が広がり、静寂に包まれた異空間。
池には無数の亀がいて、トマトを投げ入れると、音が出るほど甲羅をぶつからせながら取り合って食べていました。
息子も「亀ってトマト好きなんだ!」と驚きの発見をして、楽しそうに餌付けしていました。
ずっとこの中庭で佇んでいたいような気分になるようなお寺でした。
対照的に、3つ並ぶうちの1番手前のリンセントン寺院は、これでもかというほどきらびやか。
仏陀や孫悟空や、ご加護がたっぷりありそうなおめでたそうな像がこれでもかというほど並んでいます。
面白い感じがしますが、これはこれでパワーをもらえそう。
このコラムを読んでくれている世界ウーマン読者の皆さんにも、新年このパワーが届けー!
別世界を感じられるイポーのパワースポット、おススメです。
【三寶洞(Sam Poh Tong サンポトン)寺院】
Gunung Rapat, 31350, Ipoh Perak, Malaysia
Opening hours: 9:00am-6:00pm
Written by 土屋芳子(マレーシア)