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Mpay(エムペイ)、マカオの電子マネー事情

2019年11月1日
周さと子 (マカオ)

マカオの電子マネーは、Mpay(エムペイ)

正直に告白しよう。私はアナログ人間だ。現在利用している携帯は3年目のアイフォン6で、パソコンは5年目である。

「使えるから使う」スタンスであるので、携帯と同時に購入したシリコン製の携帯カバーが褐色味を帯びてきて、友人に「そのカバー、うちのお義父さんと一緒です」と言われて初めてカバーの新調を考えた。(そしてまだ変えてない)

そんな私なので、テクノロジー情報には疎い。当然、電子マネーにも疎い。

バスカードなどは普段から利用しているものの、アプリを使っての決済に関しては、アプリのダウンロードや個人情報の登録が必要でしょう?と、利用におけるひと手間を面倒に感じるほどであった。

しかし中国に行くたびに電子マネーが生活の必須アイテムになっているのを間近にみつつ、さらには電子マネーの支払いのみ(現金支払い不可)という店に遭遇してからは、電子マネーを使えないとやばいという危機感をもった。

中国では「Alipay」「wechatpay」の電子マネー支払いは生活の一部。嵩張る現金を持ち歩く必要もなく(中国は100元紙幣(1600円相当)が一番大きい単位の紙幣)また偽札を疑う必要もない。

すでにタオバオなどのECショップ決済やSNSアプリでの紅包(お小遣い)を送りあう習慣がベースにあったためか、あっという間に一般社会に浸透した。

今ではどんな辺鄙な場所の店舗でも、露天商でも電子マネー決済を取り入れているのだ。

私の住むマカオでも電子マネーの波は押し寄せていて、電子マネー決済できる場所は日に日に増加している。レジではお財布ではなく、携帯画面を開く人のほうが増えてきた。

私には、ありがたいことに、最新情報やお得情報(割引やキャンペーン)を逐一シェアしてくれる情報通の友人がいる。その子からマカオで使える電子マネー【Mpay】が非常に便利だと教えてもらった。

【Mpay】は、マカオバスカードを発行している会社が作った、電子決済のプラットフォームである。

スマホに【Mpay】のアプリをダウンロードし、電話番号を登録することでアカウントを作る。

決済側が専用の端末に表示する支払金額のQRコードを、自身のアプリ画面で読み取り、決済ボタンをおして(必要があればパスワード入力する)支払って完了となる。

指定の銀行口座との紐づけすれば利用金額は口座から自動で引き落とされるし、口座と紐づけしなくても、バスカード同様、コンビニなどでからアカウントに入金することで金額のチャージすることもできる。

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