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人とのつながりの価値が高まるブラジルのクリスマス

2021年12月23日
HIROMI (ブラジル)

Papai Noel (パパイ ノエウ / サンタクロース)と

クリスマスは血縁関係を超えて集まる特別な日

Olá!! ブラジル・サンパウロ州在住のHIROMIです。いつもコラムを読んでくださり、ありがとうございます!

さて、12月といえばクリスマス。カトリックの国ブラジルでは、クリスマスは「NATAL(ナタウ)」と呼ばれ、とても重要なイベントと考えられています。

普段は離れて過ごす家族や親族達が集まり過ごす大切な日なのです。

クリスマス当日の25日は祝日です。仕事は大体24日の午前中まで。人によってはクリスマスの数日前から休暇に入り、そのまま年明けまで仕事に戻らない人もいます。スーパーマーケットも24日は早く閉店し、25日は休業となります。

遠方に住む人は車や高速バス、飛行機を使って家族の元へ行き、団欒の時間を過ごします。その為、クリスマス前後はバスターミナルや空港がとても混雑します。

ブラジルでは「クリスマスは一人で過ごすものではない」と考えられており、家族や親族だけではなく、家族の中の誰かの恋人や、家族と離れて暮らす独り身の友人など、血縁関係を超えて集まります。

児童養護施設や老人ホームで過ごす人のためにも、特別な食事やプレゼントを用意するボランティアも多く集まります。

人々は24日の夕方頃から集まり、近状報告などさまざまな話をしたりして夜を迎えます。

 

13番目の給料でプレゼントを買う習慣

このように集まる事にこだわるブラジルですが、家庭環境によっては複雑な日になる人もいます。

現在ブラジルでは3人に1人が離婚をしているといわれていますし、籍を入れていなくても子どもがいるケースもあります。

クリスマスの日は、自分の父親もしくは母親の再婚相手や恋人、その子供などが一気に集結。家族の関係が良好な場合は問題はありませんが、そうでない場合、複雑な心境で過ごす事に…。

なお、24日と25日の2日間で父方と母方の家庭どちらでも過ごせるようにしている人も多いです。

私はブラジルに来て初めてのクリスマスで、この話を聞いた時に「人類は皆兄弟」とは正にこの事だと思ったものです。

ところで、ブラジルでは12月に入ると、会社からボーナスのような「Decimo terceiro(13番目の給料)」が支給され、それでプレゼントを買う習慣があります。

貧富の差が大きいブラジルでは、貧しい人たちにもクリスマスには良い過ごし方をしてほしいとショッピングモール、スーパーや教会などには募金箱、子どもたちにはプレゼントを買って入れる箱が置かれています。

また企業や学校にもよりますが、プロジェクトを組み、貧しい子ども達から欲しいものリストを受け取り、それぞれプレゼントを贈ったりします。

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