ALOHA!アメリカハワイ州在住5年目のMitsukiです。
3月8日は国際女性デーでした。国際女性デーは参政権のない女性労働者が労働条件の改善を要求してデモを起こしたことが始まりだそうですね。
国際女性デーにちなんでSNSでの投稿内容を考えながら、「女性が働くこと」について考えました。
日本にいた時はなぜか私の中に「仕事をするか、家庭に入るか」そんなどちらかの選択肢しかないような気がしていました。仕事をするとしても家庭を持ったらパートタイムでみたいな。
ハワイに移住してから、国も環境も違えばまた違った考えがあること、女性たちが出産や妊娠関係ないしにどんどん働いていることを知りました。
ハワイ、アメリカ労働事情と女性が働くことなどについて、私なりに綴ってみたいと思います。
ハワイでは共働きが多く、アメリカはまた離婚も多い国なのでシングルの女性も多くバリバリ働いているというのは、ハワイの物価がとても高いことが大きな要素となっています。
ある程度のお金を稼いでいかないと、「ハワイでは普通の生活を送ることも難しくなる」と感じています。
私のメインの仕事は看護師ですが、看護師の中には「離婚などを機に生活のために稼げる看護師になった」という人も珍しくありません。
ハワイはホームレスもよく見かけますが、「仕事がなくなったら明日は我が身」とそんなことを思います。そのために多くの人が物価の安いアメリカ本土に移って行かざるを得ないというのもまた事実。
またもう一つ大きな要素としてもあるのが「医療保険」。
ハワイ州で医療保険料を個人で支払おうと思ったら、月に5万円以上、夫婦2人でも月に10万以上かかります。
職場などによって多少違いはありますが、週に20時間以上働く場合は会社が医療保険をサポートしなくてはならないという決まりがハワイ州にはあります。
「労働者の中には医療保険サポートのために仕事を続けている人もいる」というような話も聞きます。
職場や会社によりますが、産休なども3ヶ月前後までしかサポートされないなどの事情もあって、「仕事をせざるを得ない」状況も生まれていると思います。
サーファー天国のハワイ。いい波が来ていたら仕事を休む人がいるなんていうのもハワイでよく聞く話。
ハワイで働きだしてから全体的に休みやすい環境もあるような気がします。
日本にいた頃は休みをとりづらい、体調が多少悪くても出勤するといった風潮がありましたが(私の職場だけでしょうか?)、ハワイでは「Call In Sick」といって電話で体調不良の連絡を入れたらわりとすぐ仕事を休めます。
観光で訪れるハワイはなんだかゆったりとしていて、なんでこんな平日からビーチでBBQしたりゴロゴロしている人がいっぱいいるんだろうと不思議でした。
しかし実際は「Hard worker」が生き残っている土地でもある、そんな風にも思います。
それでも仕事終わりや仕事前にビーチに行ったり、綺麗なサンセットを気軽に拝んだりできる、そんな生活はやっぱり私にとって理想の生活でもあるように思います。
Written by 研谷美月(アメリカ)