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長期滞在を考えるなら知っておきたい!気になるアメリカ永住権と市民権、一体何が違う?

2022年5月10日
野田理恵 (アメリカ)

アメリカに長期滞在ビザの種類と特徴

こんにちは! 野田理恵です。世界ウーマンをご覧の皆さんの中には、日本を離れ海外に滞在中の方、もしくはこれからそうしたいとお考えの方が少なからずいらっしゃると思います。

今回はわたしのアメリカ滞在ステータス(ビザ)の経緯と、永住権や市民権取得の前に考えておきたいポイントについてお話します。

まず海外に長期滞在するのは、当然ですが旅行のようにその国を訪れるのとは違ってきます。

長期滞在と見なされる期間は国ごとに違いますし、どの国のパスポート(国籍)で入国するかによっても変わります。

アメリカでは日本パスポート保持者は90日以上の滞在が長期滞在扱いとなり、ビザの取得が必須となります。

アメリカのビザの種類は30種類ほどあるのですが、ここではわたしが実際に取得したビザとその特徴をまとめてみます。*情報は2022年5月のものです。

 

アメリカに長期滞在ビザの種類と特徴

学生ビザ(F-1ビザ)

・大学院以下の学生に適用される。
・最長5年(籍を置く学校の学生である証明はもちろん必要)。
・校外でのバイトなどは認められない。
・卒業前に、卒業後一年弱の就労を目的とした滞在ができるOPTプラクティカル・トレーニング(Optional Practical Training)と呼ばれる就労許可証を申請できる。(卒業することで自動的にもらえるものではない)。

就労ビザ(H1-Bビザ)

・米国企業で専門職に就く、学士以上の資格を持つ社員に適用される。
・最長6年(最初に3年発行され、一度延長できる)。
・年間発行数が決まっていて、申請のタイミングがあり取得が難しい。
・申請手続きが複雑で時間とコストがかかるため、求人要項の応募条件に「米国で合法的に就労できる者」と記されているケースもある。
・雇用先と結びついているので、転職は無理ではないが難しい。

永住権(グリーンカード)

・企業がスポンサーになってくれるケースもあるが、大抵は就労ビザが満期に近づいた古参社員や能力の特に高い者が対象で稀(だと思う)。
・結婚して取得するのが一般的に知られているが、最初は仮カードが発行され、1年後に偽装結婚でないかの審査をパスすることで正式に本カードが発行される。
・本カードが発行されても、基本10年毎に更新が必要。費用は$540(約7万円)。
・半年以上アメリカを離れる場合は、都度申請が必要。
・市民より弱い立場。遺産相続の権利や相続税など不利になることも(法廷でのバトルを回避するなら、結婚前に財産分与を決めておくのが良いかと)。

市民権

・永住権を5年以上保持&申請地に3か月以上居住、かつ申請費用$725(約9万3千円)とアメリカ史に関するテストに合格することで取得可能。
・更新の必要はなし。
・アメリカ国民になるので選挙権を申請できる。
・市民権をはく奪されない限り、国外追放されない。
・日本は二重国籍を認めていないため、取得と同時に日本国籍を喪失する。必要ならば日本国籍を取り戻す(帰化する)手続きはできる。

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