バルパライソ、コンセプシオンの丘と海 ※
バルパライソは、古くから海上貿易の拠点として栄えたチリ有数の港町。
海から急斜面の丘に向かって、カラフルな家々が立ち並ぶ町並みは美しく、「バルパライソの海港都市とその歴史的な町並み」として世界遺産に登録されています。
首都サンチャゴからは、車で1時間半ほど。簡単に行ける世界遺産の街、ということで日帰りで訪れる人も多いようです。
でも、日帰りなんてもったいない!周辺にも素敵な場所が多くあり、ぜひ泊まりで堪能して欲しい場所です。今回はこのエリアに住んで4年の私が、バルパライソとその周辺の歩き方をご紹介します!
まずは行き方ですが、サンチャゴからバルパライソまでの移動は、高速バスが一般的です。
サンチャゴ市内にはいくつかバスターミナルがありますが、オススメは地下鉄1号線pajaritos(パハリトス)駅直結のバスターミナル。発着本数は多いながらもコンパクトなので、迷いにくく便利です。
切符売場で、「①行き先、②往復or片道、③窓側or通路側」を伝えれば、一番早いバスチケットを出してくれます。
バルパライソ行きのバスは頻繁に出ているので、それほど待つことはありません。バスは定刻で出発するので、遅れないように乗り込みましょう。
バルパライソは壁面アートで溢れる街
バルパライソとは「天国の谷」の意味。ポップでカラフルでありながらも、ノスタルジーを感じる美しい街です。
バルパライソに着いたら、まずは丘の上を目指しましょう。かなり急斜面の丘なので「アセンソール」というケーブルカーが何本も通っています。
もちろん、坂道や階段を歩いて登ることも可能。街全体が壁面アートで溢れており、飽きることがありません。迷路のような細い道を歩きながら、お気に入りの一枚を見つけるのも楽しいです。
丘の上に到着すると街並みと海が一望でき、眺めのいいカフェが多く並びます。
また「バブリッツァ宮殿」という美術館があり、クラシカルな建物の中で絵を鑑賞したり、窓から街並みを見下ろすのも素敵な時間です。
タンカーとクレーンが並ぶバルパライソ港
丘を降りたら、港に行ってみるのもいいでしょう。
バルパライソはチリ随一の商業港であり、軍港です。大きなタンカーや高く積み上がったコンテナは、間近で見ると迫力があります。
小さな遊覧船も出ているので、海からこの街を眺めるのもいいかもしれません。
観光地として有名な街ですが、治安はよいとはいえません。丘の奥の方や少し外れたエリアになるとガラリと雰囲気が変わります。
近づかないことが一番ですが、襲われた場合、金品は素直に渡しましょう。
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