ホテルの各責任者達と。ホテル総支配人は初めて着た袴をとても気に入っていました
Olá!! ブラジル・サンパウロ州在住のHIROMIです。いつもコラムを読んでくださり、ありがとうございます。
今回は前回の「南米ブラジルで日本伝統文化体験イベントを開催!発案から企画 …」の続きです。
イベント開催当日はスムーズに事が進むよう、ビジネスパートナーと共に念入りに打ち合わせをし、万全の態勢で当日を迎えました。
イベントは日曜日という事もあり、朝はゆっくり過ごす人も多い事から午前11時からに。開会式では故郷青森の伝統芸能、津軽笛を演奏するのでリハーサルも兼ねて私は朝8時半に会場であるホテルに到着して、スタッフと共に音響確認。
会場のセッティングも済ませ、スムーズに事が進んでいると思いきや、次にリハーサルをするスタッフが、待てど暮らせど約束した時間に来ません。
私がホテルに到着する直前まで連絡を取り合っていて、Até Logo!! (アテ ロゴ!= 後ほど!)と言っていたのに、なぜでしょうか?
ブラジル人は結構時間にルーズなところがあるのですが、彼らは時間を守る人達だと前からわかっているので事故に遭ったのか?トラブルに巻き込まれたのか?と心配になります。時は既に10時半。お客さまが続々とご来場されます。
今回ははじめましてのお客さまが多かったので、ご案内の際にお話させていただいたりと、和かに時を過ごしていましたが、私の心の中では「時間に間に合うだろうか」とハラハラ。
すると、バタバタとスタッフが到着!なぜ遅れてきたのかは割愛します。何はともあれ、無事に来られたので良かった!と当時は安堵したものです。
日本伝統文化体験ということもあり、日本式に時間ピッタリに開会式を始めることができました。
押し花絵と和菓子のワークショップの様子
開会式では、ひな祭りの歴史や雛人形について説明をしました。私たち日本人はひな祭りは身近にあるものですが、ブラジル人にはありません。
これらを全てポルトガル語で説明をした後に、私は演奏。その後、各ワークショップの先生達のご紹介をして開会式は終了。
次はワークショップの時間です。今回は和菓子と押し花絵のワークショップを行いました。
和菓子の先生は、日系ブラジル人で日本で修行した事もある方です。現在はサンパウロ市でお店を構え、様々なイベントに出店などをしています。
押し花絵の先生は、日本で生まれ育ち10代の頃にブラジルに移住。彼女のお母さまが押し花絵をはじめて、現在は娘さんである先生が後継者として人々に教えています。
2人とも、2年前の開催直前にパンデミックの為中止となったイベントでもご一緒する予定でした。ですから、私達にとってはまた一緒に何かをする事はとても嬉しく、このように協力し合う気持ちというのはとても大切なことだと強く思いました。
ワークショップの場では教える事に慣れている先生達に任せて、私はその場の写真や動画を撮ったり、次の行程の確認や準備をして待ちました。
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