わたしの暮らしているフィリピンのBGC(ボニファシオグローバルシティー)は、外資誘致を目的に開発されたマニラの近未来都市と称される町です。
そのため、フィリピンの流行を観測するにはぴったりの都市。月単位で新しい店がオープンしてはクローズしています。
特に競争が激しいのがカフェ。インスタやtiktokが大人気のフィリピンでは、写真や動画映えするかが重要な要素になっているのは言うまでもありません。しかしわたしの分析では、もう一つ重要な要素があります。
それはドリンクが甘いかどうか。外資系のチェーン店でも人気が長続きするお店はしっかりとローカライズができているのか、スタンダードのドリンクに砂糖が入っている傾向があります。
というのも、フィリピンで注文するブラックコーヒーは砂糖入りミルクなしが常識。アイスティーも砂糖入りかつレモン入り。カフェラテも砂糖入りがスタンダードです。
甘いドリンクが苦手なわたしは「必ず毎回no sugerだよね?」と確認しなくてはいけません。
日本と同時期に大ヒットしたタピオカミルクティーの人気がいまだに衰えないのは、甘いドリンク文化が定着しているためかもしれません。
フィリピンのカフェやおしゃれグローサリーでよく見かけるのが、ボトル型のコーヒー。
日本でも、仕事中のながら飲み需要でヒットしました。でも人気の理由は別のところにあります。
その理由はバイク。フィリピンの都市部では交通渋滞が深刻で、渋滞が回避できるという理由でバイク移動が人気です。
よってバイク移動中にもこぼれないという理由でボトル型コーヒーが人気です。
フィリピン人のクリエイティビティが遺憾なく発揮されているおしゃれすぎるボトル。つい集めたくなるデザイン性も魅力です。
フィリピンの飲み物を語る上で最も欠かせないのがシェイク!
常夏の国かつ甘党で南国フルーツと来ればシェイクが人気なのはなんとなく予想がつきます。が、想像以上にシェイクが生活に浸透しています。
朝のワークアウト後はシェイク。昼ごはんやおやつのお供にシェイク。極め付きは夜ご飯の一杯目もシェイクなんです…!そのためあらゆる店に必ずシェイクがあります。
フィリピン人の同僚とディナーに行くと、「シェイク?ビール?コーラ?」と聞かれるので、カルチャーショックを味わってます。
そんな充実したシェイクメニューの中で、特におすすめなものを最後に紹介します。
一つ目がグリーンマンゴーシェイク。酸っぱ目のマンゴーなので比較的?食事に合います。普通に甘いですが…。
二つ目はサゴ入りのシェイク。サゴというのはフィリピンスタイルのタピオカです。もはやデザートなので相当お腹に溜まりますが、夏らしいドリンクなのでおすすめです。フィリピンに来たらぜひチャレンジしてみてください。
Written by 中尾あゆみ(フィリピン)