いよいよ夏休みシーズンに入り、旅行の予定に胸を膨らませている方も多いのではないでしょうか。
HISの発表によると、2022年の日本からの海外旅行先予約数ランキング3位はフィリピンのマニラ!ハワイとタイのバンコクに次ぐ人気でした。
入国ルールについては変動があるので直前に調べていただくしかないのですが、2022年7月現在は日本からは比較的入国しやすくなっています。
日本から5時間ほどでマニラに到着とやや近場なのも魅力。時差もたった1時間なので時差ボケの心配もありません。
マニラに住んでいる身としては、正直マニラにはそこまでリゾート感を満喫できるスポットはないので、ぜひ離島への移動をおすすめします。
一番有名なのはセブですが、他にもすてきな島がたくさん。今回はマニラから短時間で移動しやすい島をセブを含めて3つ紹介します。
もはや説明不要な有名リゾート地。成田など日本の空港から直通便が出ています。
マリンスポーツやホワイトビーチはもちろん、大きなモールや歴史遺跡などの観光地もバランスよく点在。フィリピンの都会の部分とリゾートの部分を両方とも味わえるのが魅力です。
ゆえにお年寄りからお子さんまで、家族みんなでの旅行におすすめできます。裏を返せば「ものすごくきれいな海で泳ぎたい!」というニーズにはやや不向き。また人が多いので、ゆっくりのんびり旅希望の方にはあまり向きません。
真っ白なパウダーサンドのロングビーチとして世界的にも有名なボラカイ島は、マニラの国際空港から1時間ほど飛行機を乗り継ぎ到着します。
世界ベストビーチに選ばれたこともあるフィリピン屈指の美しいビーチは圧巻です。
コロナ前は人気が集中しすぎたために一時閉鎖していました。しかしその後のコロナの期間を経て美しいビーチが再生した今はまさにベストタイミング。
新婚旅行先として特に人気ですが、最高級ホテル「シャングリ・ラボラカイ」は子連れにもおすすめできます。
わたしも1才の息子との初めての旅行先として訪れましたが、充実したレンタルアイテムやホスピタリティで大変充実した旅ができました。空港から荷物を直接運んでくれたりとサポートも充実しています。
カップルや夫婦などロマンティックな旅をしたい方におすすめな反面、観光名所や買い物ができる場所がほぼないのでアクティビティが限られるのが難点です。
日本人にはあまり知られていないパラワン島。わたしのイチオシのリゾート地です。
フィリピンの国際空港から国内線空港へ移動し飛行機で1.5時間。そこから各ホテルに向かうボートに乗って30分〜1時間程度移動すると到着します。
やや他の島よりも移動時間が長いですが、到着してみると、「こんなところがあったんだ!」という秘境。1島1リゾートのラグジュアリーさや隠れ家感が魅力です。
わたしが宿泊したのはCauayan Island Resortというスペイン資本のリゾート。ハイセンスなインテリアとスタッフのレベルの高いホスピタリティが、パラワン島最高級の名にふさわしいホテルでした。
1才の息子もアイランドホッピングを楽しんだり、カヌーを楽しんだりと自然を満喫。目視で魚やサメ、カニをみつけて喜んでいました。
難点としてはほぼ電波が拾えないことと、シャワーが冷たい時があること、そして虫が多めなことです。周りの様子を見ると、よくここまで開発したなと納得できるレベルですが、気になる方には向かないホテルです。
また、アクティビティが豊富ではないのでアクティブに過ごしたいという方には向かないかもしれません。特にお子さんが水嫌いだと楽しくないかもしれません。
今年の夏にはちょっと間に合いませんが、常夏のフィリピンはいつ来てもリゾートが満喫できます。その中でも特に12月から5月の乾期はフィリピンのベストシーズン。今後の久しぶりの海外旅行先選びに参考になれば幸いです。
Written by 中尾あゆみ(フィリピン)