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ベトナム人にとって社員旅行は1年で1,2を争う一大イベント、社員旅行体験記

2022年8月24日
平良弥生 (ベトナム)

社員旅行中に行われたガラディナーの開始前

社員旅行は大切な会社のイベント

Xin chào! ベトナム ホーチミン在住のYayoiです。

7月の半ば、私は会社の社員旅行に参加しました。最近の日本では社員旅行へ行く会社は少なくなっているかと思いますが、ベトナムでは今も社員旅行は大切な会社のイベントの一つです。

この社員旅行は基本的には全員参加で、会社によっては社員さんの家族も一緒に参加することもあります。私の感覚では、社員旅行は旧正月前に開催される忘年会に次いで重要視されているように感じます。

社員旅行は会社の福利厚生の一つでもあるので、人によっては社員旅行の充実度を入社の判断材料の一つにしているほどです。

私の会社はベトナムに4つの拠点があり、それぞれがかなり離れた場所にあるため、この社員旅行が年に1度、全員が顔を合わせることのできる唯一の機会でもあります。

社員旅行の1,2か月ほど前、人事から会社全体に社員旅行の行き先と日程が発表されました。今年の行き先はベトナムきってのリゾート地、フーコック島という離島で、2泊3日の日程。

ベトナムの社員旅行は、一体どのような感じなのでしょうか。今回私が参加した体験をもとに内容をご紹介したいと思います。

 

社員旅行の内容とは?

ビーチでのワーク開始前。この中でいくつかゲームをしました。

社員旅行1日目:

午前8時頃、各自空港に集合し、飛行機に乗ってフーコック島へ。午前10時半、現地へ到着。空港からバスに乗って移動し、昼食を皆で食べた後、ホテルへチェックイン。

チェックイン後はまたバスに乗り、フーコック島に最近できたテーマパークへ移動。そこで夜まで各自自由時間を過ごしました。

社員旅行2日目:

朝食を各自済ませた後、バスに乗り、皆でサファリパーク観光へ行きました。

その後レストランで昼食をとり、ホテルに戻ってきた後、ホテルに併設されているビーチで全員参加で日頃のチームワークを高めるための、ゲームなどの各種ワークを行いました。

このワークの際には、会社から2年に1度支給される、会社のロゴ入りのポロシャツの着用が必須です。

 

ドレスアップしてガラディナー

ガラディナーの終了後はクラブ音楽が流れ、皆で踊りました

このビーチでのワークが終わった後、夕方からはホテルのボールルームでガラディナーの開催です。

皆が思い思いにドレスアップし、結婚式で出てくるようなご飯を食べながら、社長からの挨拶、余興(ゲーム)などに参加をします。

このガラディナーではお酒が飲み放題なので、皆でお酒を飲むのが大好きなベトナム人は、何度も乾杯をし、べろんべろんになるまでお酒を飲み倒します。

社員旅行3日目:

各自朝食を食べた後は、ホテルをチェックアウトし、空港へ向かうバスの出発時刻まで自由時間でした。

自由時間修了後はバスに乗ってまずは皆で昼食を食べに行き、その後空港へ到着。飛行機に乗ってホーチミン市まで戻り、各自解散です。

社員旅行終了後は、この社員旅行の間じゅうずっと、会社のITチームが至る所で写真を撮っているので、後日それが会社内のオンライン上でシェアされます。

 

社員旅行に参加してみて思うこと

社員旅行中に皆で食べたお昼ご飯の一例

私は今回の社員旅行を含めて、ベトナムで社員旅行に参加をしたのはこれが2回目です。

その度に思うことは、個人的には旅行は会社を通してではなく、個人的に好きな場所へ行きたいというのが正直なところです(笑)。

ベトナムの文化も中華圏の文化に似ていて、社員旅行に限らず、何をするにも「皆で一緒に」という部分があるように思います。

どちらかというと個人行動のほうが好きな私にとっては、あまりリラックスして楽しむことができない部分もあるのですが、この国で働く以上、避けては通れない道なので、徐々に慣れていきたいと思います。

Written by 平良弥生(ベトナム)

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