こんにちは!野田リエです。今回はアメリカ生活で感じるライフスタイルの変化&トレンドについてお話します。
コロナによる緊急事態宣言から2年半が経ちましたが、皆さんは日々の生活や人付き合いにどのような変化を感じているでしょうか。
世界中で今や当然となったリモートワークですが、アメリカではその弊害とも言えるソーシャル現象が報道され、一方では新しいトレンドが躍進を続けています。それらの変化とは何なのか、早速掘り下げていきましょう!
最近、耳にしてちょっと驚いたのが、「アメリカでは職場での人付き合いをやめる人が増えている」というニュース。
よくよく聞いてみると大げさに言って引きを狙っている感はあったんですが、オフィス勤務とリモートのハイブリッド環境で働く社会人およそ4000人に対して行った職場の人間関係に関する意識調査によると、「職場に親友と呼べる人がいる」と回答した人が22%だったパンデミック前と比べて、割合が17%に落ち込んでいるというものでした。
果たしてこれは、同じ空間で仕事をすることが少なくなって仕事以外のコミュニケーションが減ったせいなのか、それともバーチャルのコミュニケーションが主流になったことで対面時のような意思疎通が難しくなったことが影響しているのか。
わたしは5,6年前からリモートワークをしていたせいか、ここ数年で職場の人間関係が大きく変わったとは感じていませんでしたが、若い世代を中心にリモートワークで同僚と信頼関係を築くことに苦戦しているそうです。
確かに、社会に出て日も浅く勝手が分からない状態の若者に辛いと感じる人が多いのは分かる気がします。本人が言葉で上手く伝えられなくても、同じ空間にいることで察したり通じ合えることってありますよね。
パンデミック初期は、出社の義務を廃止して完全リモート化する企業が先駆者としてもてはやされた感じでしたが、ワークカルチャーの変化のせいか、揺り戻しがきているようです。
求人情報をたまにのぞくと、完全リモートの仕事よりも、週2,3日の出社が定められているハイブリッド型の求人を多く見かけます。
日本でも報道されていたのでご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、アメリカでは今ノンアルが熱いです!
毎年3割以上の急成長を続けるホットな市場で、店頭の品揃えを見ていると、次々と新しい製品が開発されているのを感じます。
さまざまな種類のノンアル飲料の中で野田のおススメは、ノンアル・ビール!
ノンアルのワインやカクテルに比べて、本家(アルコール版)に限りなく近いテイストのものが多いと感じます。
ハイネケンなど大手も参入していますが、押せ押せなのはマイクロブルワリー、もしくはクラフト・ブルワリーと呼ばれる小規模でノンアルコール・ビールを生産する醸造所。
中でもメジャーになってきているのが「アスレチック」「ウェルビーイング(意訳:心身の健康)」といった、名前からして健康志向を前面に打ち出しているブランド。
Photo by ADWEEK
わたしは特に「アスレチック」のIPAビールにハマって、今年の殺人的な猛暑の間だいぶお世話になりました。
海外でも手に入るのか分かりませんが、機会があれば清々しくキレのあるホップのテイストを是非試していただきたいです!
そして、このブームの火付け役と言われているのが2018年に出版された「Sober Curious(意訳:アルコールの影響に興味を持つ)」というアルコールの及ぼす影響について説いた本。
Sober Curious(ソーバー・キュリアス)は形容詞としても使われていて「わたしはソーバー・キュリアスです」などと表現することも。
わたしはまだこの本を読んでないのですが、飲み過ぎないことで得られる目からウロコの健康面での利点などが書かれていて、多くの人々が感銘を受けた、その矢先にパンデミックが起こり、健康志向ムーブメントが加速したようです。
アメリカ現地で感じるライフスタイルの変化について、いかがでしたでしょうか?
根本的なパターンは変わらずとも変化し続けている周波数に興味を持っていただけたら嬉しいです。次回もお楽しみに!
Written by 野田リエ(アメリカ)