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これがチリのスーパーマーケットだ。ビックリ食材事情やオススメご当地土産を紹介!

2022年1月10日
宇佐美美和子 (チリ)

旅先のスーパーは、「もしココに住んだら…」の妄想の宝庫!

私にとって「旅行先で必ず立ち寄る場所」といえば、地元のスーパーマーケット。

スーパーに入ると、その土地ならではの物があったり、観光客向けとは違うリアルな物価や暮らしが垣間見えて、まるでそこに住んでいるかのような気分になります。

今回はチリのスーパーを巡りつつ、ビックリな日本食材事情や、オススメのご当地土産なども紹介したいと思います。

まずは野菜や果物のコーナーから。

チリでの野菜や果物は「はかり売り」がメインです。

買い方はとても簡単。備えつけのビニール袋に野菜を入れてはかり機械の上に置くと、画面にズラリと写真が出てくるので、その中から商品画像をタッチ。

重さと値段の書かれたバーコードシールが出てくるので、それを袋に貼ったら完了!

あとはレジで他のものと一緒にお会計するだけなので、スペイン語が分からなくても困りません。

 

こんなにも海に面しているのに…。チリでは豪快なお肉こそ正義?!

肉は大きな塊で売っています。大型スーパーでは量り売りも併設

チリに来て驚いたことの一つが、スーパーで生魚がほとんど売られていないということ。

チリは南北に細長く海に接している国なので「これは絶対、海の幸が安くておいしいはず!」…と期待に胸を膨らませていました。

しかし、実際はスーパーで生魚はほぼ売れておらず、冷凍のお魚コーナーが少々あるだけ。

代わりに棚を埋め尽くすのは、肉肉肉!!!

チリ人の友人曰く「魚は肉に比べて高いからね〜。それにみんな、肉の方が好きかなぁ」とのこと。

たしかにチリでは記念日やホームパーティー、またはただの週末というだけでも、よく「アサード」と呼ばれるバーベキューをします。

といっても日本のように、野菜や魚介にヤキソバ…といったものはなく、ドーーン!とした分厚いステーキや骨付き肉を、豪快に炭火で焼くスタイル。

我々日本人とは「肉を焼いて食べる」の概念が違うな…とチリ人のアサードに呼ばれた時に感服した記憶があります。

もちろん港には魚市場があったり、街中に魚を扱う店もあったりしますが、「普段使いのスーパーでは、生魚をほとんど見かけない」というのが海洋国家チリのおもしろいところです。

 

ワインだけじゃない! ピスコにビール、お酒好きにはたまらない国

パタゴニア地方のAUSTRAL、港町バルパライソのDEL PUERTOなど、メーカーも多い

チリといえばチリワイン!手頃な価格帯にして良質…と有名ですが、本場チリではスーパーでも専門店のごとく、ズラリと棚にワインが並びます。

チリならでのワインといえば、Carmenere(カルメネール)というブドウ品種。

原産はフランスボルドー地方のようですが、ヨーロッパでは害虫により絶滅してしまい、生育環境の良かったチリで生き残ったのだとか。

ほどよい渋みとしっかりとしたコクが特徴ですが、スーパーで色々なワインを買って、飲み比べてみるのも楽しいと思います。

また、このエリアで特徴的なのが「ピスコ」という蒸留酒。

ピスコサワーはペルーやチリの代表的なカクテルで、食前酒としてもよく飲まれます。甘くて飲みやすいのですが、アルコール度数は高めなので要注意!

そしてチリはビールも豊富です。チリ南部のパタゴニア地方にはドイツ系移民が多く、その影響でビール作りも盛んになったそうです。

缶やラベルもかわいくて、見ているだけでワクワクします。

次のページある程度の割り切りが大事?ローカルスーパーの日本食材事情

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