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日本人がブラジルに持ち込んだ文化「カラオケ」。ブラジルのカラオケ事情

2022年10月29日
HIROMI (ブラジル)

ブラジル・ポルトガル語表記は「Karaokê」

Olá!! ブラジル・サンパウロ州在住のHIROMIです。いつもコラムを読んでくださり、ありがとうございます!

今月の10月で私がブラジルに来てから、丸10年が経ちました。日本の22.5倍の国土を持つブラジル、広すぎて知らないことがまだまだ沢山あります。ブラジルで学んだり、知った事を世界ウーマンを通して、伝えていけたら良いなと思っています。

さて、私はブラジル移住者ということになりますが、先人の日本人移民がブラジルに持ち込んだ文化の一つにカラオケがあります。

日系ブラジル人の家にはカラオケ機器を置いている家庭もあり、シュハスコパーティーなどホームパーティーをする時はカラオケをして盛り上がります。

また、ブラジルには数多くのカラオケ教室があり、カラオケ愛好家たちは、日々歌唱力を鍛えていて、ブラジルのいたるところで日系人が主催するカラオケ大会も盛んに行われています。

日本のカラオケ大会と同様に、ドレスや着物、タキシードを着て歌います。

煌びやかな格好をしてステージに立ち、堂々と歌う日系ブラジル人達をはじめて見た時は「凄い!本格的!」と驚いたものです。

 

ブラジルでチャリティーカラオケイベントのお手伝い

チャリティーカラオケの様子

このように、私たち日本人にとって馴染みがあるカラオケ。

先日、ブラジル鹿児島県人会への寄付を兼ねたチャリティーカラオケイベントを主催したイベント会社「New Experience Together」代表であり、日系ブラジル人のAkemiさんのサポート役をしました。

会場は、サンパウロ市リベルダージ区という東洋人街にある日本食レストラン&カラオケ「さむらい」

前サンパウロ総領事はカラオケが好きで、お誕生日会などではこちらで歌われていたり、ブラジルの出川哲朗と日本の番組で紹介された事もある、ブラジルでは知らない人はいない大人気女性タレント、サブリナ佐藤さんもパーティーを開いた、日系社会では有名なお店です。

カラオケ会場は夜7時から明け方まで営業していて、お酒もある所なので人によっては敬遠しがちですが、今回はチャリティーイベント、そして日本語学習中で日本の歌を練習したいブラジル人も参加するということで、お手伝いをさせていただきました。

平日の夜でしたが、盛り上がりましたよ!

韓国系ブラジル人の方も参加してくれて、Psyのカンナム・スタイルを歌うとお客さん達がステージの前に出てきて踊り出し、更には一緒にステージにあがり歌い出す人もいました。

知らない人同士だけど、その場にいる皆で楽しむというのがブラジル式。好きな曲がかかると合唱しだします。

1人で歌う人もいるけど、何人かで一緒に歌ったりするのもブラジル式。人前で歌うのは、ちょっと…という方でも、ハードルが下がりステージで歌いやすくなりますね。

 

カラオケ好きはブラジル人だけではない!

在サンパウロ ・スペイン国総領事公邸にて。曲を選ぶ総領事。

さて、日本人がブラジルに持ち込んだカラオケですが、カラオケが好きなのはブラジル人だけではないんです。

少し前に在サンパウロ ・スペイン国総領事公邸で行われたイベントへご招待され出席したのですが、後半はなんとカラオケタイムに!

現スペイン総領事はカラオケが好きで、イベント後半は必ずといっていいほどカラオケタイムになるのだとか。カラオケ好きなスペイン人やブラジル人は歌い出し、時にはダンスをしたりと場は大盛り上がり!

主催に歌って!と言われたので、私は即興で日本の曲を歌いました。これもカラオケ発祥の国、日本で育ってきてカラオケに慣れ親しんでいたからできたこと。その場にいた皆さんと距離が一気に縮まり、歌えて良かったと思いました。

日本のカラオケ文化が世界中に伝わっていること、とても誇りに思います。

海外へ行かれる時は、観光も良いけど、カラオケ発祥の国・日本から来た日本人ということで、是非カラオケを歌ってみてほしいです。

言葉が通じなくても共鳴し合うことができるのが音楽ですからね。海外での思い出が楽しいものとなりますように!

今回も最後まで読んでくれて、Muito obrigada!!(ムイト オブリガーダ・どうも ありがとう)Até mais!! (アテ マイズ・またね)Tchau Tchau!! (チャウ チャウ ・バイバイ)

Written by HIROMI(ブラジル)

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