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年末はキャリアも大掃除のシーズン。自分自身の棚卸しをしよう!

2022年12月7日
岩井真理 (日本)

チャンスの神様は、前髪しかない

皆さんこんにちは、ブラジル帰りのキャリアコンサルタント・マリです。世界中どこにいても輝けるキャリア&ライフを応援します。

突然ですが、応募書類の準備は万端ですか?

「えっ?今、転職するつもりないし〜」なんて言ってる場合ではありません!「チャンスの神様は、前髪しかない」という言葉があります。その時が来てから準備したのでは、遅い!

日頃から準備して、ここぞと言う時に、タイムリーに応募できなければ運を逃すと言うもの。突然、ピンと来る募集に出会うことだってあるのですから。

以前のコラムで、「就職・転職の流れ」の5つのステップをご紹介しました。

1. 自分を知る=自己理解
2. 相手を知る=会社理解
3. 求められていることを理解する=どんな人材
4. 提供できること整理する=3.に適した自分の強み
5. 履歴書・面接対策をする=行動に移す

基本、1〜4のステップを踏まないうちにいきなり書類を書くことは、おススメしませんが、自己理解を深めるためにも、まずはドラフトを作ってみましょう!

自分のことを書くだけなのに、実は意外と書けないものです。まずはどこに何を書けば良いのかと言うと、以下のように理解しておくとよいでしょう。

【履歴書】名前や住所、大まかな職歴やスキルなどプロフィールをまとめた「目次」
【職務経歴書】過去の仕事に関する経験に特化して、実務能力をアピールする「本文」

企業の採用担当者は履歴書で大まかな人柄を掴み、職務経歴書で具体的に経験や能力をチェックします。

事実を記載するだけの履歴書はサラサラ書けるはずですが、学歴、職歴の年月は意外と曖昧な記憶です。この機会に正しく調べて、学校名や会社名も正確に。社名変更にも要注意です。

この時点では、志望動機などは空欄にしておいて良いですよ。

 

職務経歴書はキャリアの棚卸書

次に職務経歴書ですが、これはキャリアの棚卸書です。これまで何をしてきたのか、どんなことができるのか、働きぶりをイキイキと伝えたいものです。

そこで、効果的な職務経歴書の種類を選びましょう。

1-a 編年体形式、
時系列にまとめる形式で、過去から現在の順に、古い経歴が上に記載されます。キャリアの浅い人や直近の業務をアピールする必要がない場合は書きやすいでしょう。

1-b 逆編年体形式
現在から過去にさかのぼる形式で、一番新しい経歴が上に記載されます。職務の習熟度を伝えやすく、直近の職務で実績があればアピールしやすいのが特徴です。

2 キャリア形式
業務内容やプロジェクト等でまとめる書き方。携わった業務ごとにアピールしたいものから書きます。技術職や専門性の高い職種、同職種の中で転職回数が多い場合に向いています。

あなたが狙うポジションに合わせて、よりあなたを理解して貰えそうな形式を選びましょう。

専門性の高い仕事への応募ならキャリア形式がいいし、ここ最近やってることが活かせそうなら逆編年体形式が好ましいでしょう。

 

全ては書類選考から。たかが書類、されど書類

志望動機などは企業ごとに異なるので、空欄にしておいて、求められている人材像を確認した上で、自分が提供できるスキルや強みを絡めて後から書き出しましょう。

いざという時に慌てないためにも、この年末は「キャリアの大掃除」をして、基本的書類の準備が必須!

年が明けると、日本では新年度に向けての求人もグッと増えます。海外も新年はスタートの時、チャンスは目の前にあるかも知れませんよ。

全ては書類選考からなので、たかが書類、されど書類。ドキュメントで上手くあなたを伝えられなければ、関門突破はできません。

2023年を実りある一年とするために、備えあれば憂いなし!書類準備は、年内にやっておくことリストに入れて下さいね。

ハローワークインターネットサービス履歴書・職務経歴書の作り方のリンクを貼っておきます。ご参考になれば幸いです。

ご質問・個別のお問い合わせ大歓迎です。
メールアドレス: aries.mariwai@gmail.com
件名に「世界ウーマンのコラム見ました」とお入れ下さい。

Written by 岩井真理(日本)

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