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窓を開けて!心を開いて!自分を知ろう!「ジョハリの窓」人間関係モデル

2021年9月8日
岩井真理 (日本)

まずは自己理解が大切です!

皆さんこんにちは、ブラジル帰りのキャリアコンサルタント・マリです。世界中どこにいても輝けるキャリア&ライフを応援します。

早いもので、帰国してもうすぐ半年になります。日本ではオリンピックとパラリンピックは開催しましたが、コロナはどんどん深刻化して、夏休み気分はどこへやら。従って、真面目に働いております。

仕事で「就職・転職に関するご相談」をお受けしていますが、新卒の方だけでなく、「自分が何をしたいのかわからない」とおっしゃる方が、意外と多いのです。

この場合は丁寧に、①興味②能力③価値観を伺います。そして、具体的な「仕事理解」を深めるよう導いていきます。

「やりたい事は決まったけど、具体的にどう動くのかわからない」というご質問を受けた場合は、履歴書や職務経歴書の書き方や、面接対策などをアドバイスします。

「まずは自己理解が大切です!」とキャリア相談の際には、どなたにもお伝えしています。

自分のことを知らなければ、自分に適した職業「適職」に巡り会えないからです。適職に巡り会えなければ、その人のお仕事人生は虚しいものになるからです。

しかし、やや難しいのは、「自分のことは理解してるし、職業についてもきちんと調べてるのに、何故かうまくいかない」と、おっしゃる方です。

 

「ジョハリの窓」とは?

「自己理解?そんなのやりましたよ、自己分析でしょ?自分って『○○な人』なんでー」

ん?ちょっと待って!私からはあなたが『○○な人』には見えませんが、私の知ってるあなたと、あなたの知ってるあなたは、違う人なのでしょうか?皆さんにもそんな体験、ありませんか?

ここで「ジョハリの窓」をご紹介したいと思います。

自己理解、つまり自己像に対する認識を深めるために、アメリカの心理学者ジョセフ・ラフトとハリー・インガムが共同で考案した人間関係モデルです。ジョセフ+ハリーなので「ジョハリ」です。

「ジョハリの窓」では人間の心の中を、他者との関係から4つの領域に分けて表します。

横軸は、自分について考えます。自分で自分を見た場合、自分も知っているし、他者にも知られている「開放領域(open/free area)」、自分は知らないが、他者は知っている「盲点領域(blind area)」があります。

次に、縦軸では他者について考えます。他者との関係でも、自分自身についての認識と同様、他者から知られている部分と知られていない部分があります。

知られている部分は、「開放領域(open/free area)」として共通領域の部分。自分は知っているが、他者には知られていない「隠ぺい領域(hidden area)」も存在します。

そして最後の一つは、自分も知らないし、他者にも知られてない「未知領域(unknown area)」です。時間を掛けても、どのような方法を使っても分からない、無意識の部分です。ある意味、可能性が含まれている領域です。

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