こんにちは!野田リエです。海外面接や転職のメリットなどについて何度か書かせていただいていますが、そもそも転職って、ただするだけで全てが好転するものでもありませんよね。
現状を打開してより良い環境で働きたいという思いが転職を考える大きなモチベーションである反面、それをゴールとして捉えては転職後の新たなスタートに戸惑うこともあるでしょう。
今回は、苦労をしてオファーを得たのに働き始めて後悔しないためのチェックポイントについてお話したいと思います。
仕事に限らず、どんな転機にも当てはまるポイントをシェアしますので、転職活動中の方に限らず参考になれば嬉しいです!
駆け出しの頃ならいざ知らず、ミッド・キャリアでの転職はなかなか複雑です。
家族のために勤務時間を制限したい、でもそれを理由に断られたくない。ただ滅茶苦茶な働き方をするのではなく、やりがいのある仕事がしたい。
次の勤務先で改善したいと思う点は、個人差はあれど具体的になにかしらあるはずです。
それら全ての要求を満たせる仕事が見つかればベストですが、限られた期間で転職したいなら譲歩も必要ですよね。ただ、そこで譲歩し過ぎても、仕事を始めてから「やっぱり無理だった」と後悔するかもしれません。
現職での不満を引きずらないためにも、あなたの「これだけはゆずれない条件」を書き出して自分自身で把握することは大切です。
「とにかく今の仕事を変えたい」というような漠然とした思いだけで転職に踏み切ってしまうと、自分の本当の気持ちに気づかないまま職場だけ変わることになり、知らずに前職と同じ轍を踏む可能性が高くなります。
とはいえ、自分のことほど自分では分からないもの。
野田のようなキャリア・コーチに相談するのもひとつの方法ですが、まずおススメしたいのが、自分のペルソナを作って雇用条件別に利点と欠点を書き出す方法です。
ポイントは、ペルソナに自分の本名とは異なる名前を使うこと!
こうすると自分を客観視しやすくなるんです。好きな芸能人や映画の登場人物など何でも構いませんので、「○○の場合」と題して、「条件1を譲歩した場合の利点と欠点」と何パターンか書き出してみましょう。
自分の生活にどのような変化がもたらされるのかを「見える化」できます。
そうすると、絶対にゆずれない条件だと思っていたけれど解決策があったことに気づいたり、逆に譲歩できる条件だと思っていたことが実はゆずれない点だと気づいたりと、盲点に気づくチャンスにもなりますよ。
今回は後悔しないための転職をするために役立つ思考法についてお話しましたが、いかがでしたでしょうか?たとえ困難と思える状況にあっても、突破口を見つける手掛かりになれば嬉しいです!
キャリア・就職面接に関する相談も承っていますので、ご興味ある方はインスタかウェブサイトからお気軽にご連絡ください。
次回は今回の続きで、後悔しない転職をするための「仮雇用期間の活用」について書きたいと思います。お楽しみに!
Written by 野田リエ(アメリカ)