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アレを学んでおけば良かった!海外駐在先で後悔する失敗例とは?PART2

2023年4月24日
NAOKO (フランス)

子供の日本語力が伸びなくなってしまった!

Bonjour! フランス在住のFamily Journey1.2.3代表・グローバル親子コミュニケーションコーチのNAOKOです。

環境が180度変わってしまう海外駐在。前回のコラムでは海外駐在先で後悔する失敗例PART1として、「日本にいるのとあまり変わらない経験しかできなかった/させてあげられなかった」という後悔が多いことをお伝えしました。

今回は多くの方が後悔する代表例として、「子供の日本語力が伸びなくなってしまった!」についてお伝えしたいと思います。

駐在先だからこそできる経験をさせてあげたいと、現地校やインターナショナルスクールにお子さんを入れてみたというご家庭にこのような後悔をお持ちの方が多いです。

どうしてこのようなことが起きるのでしょうか?

幼稚園や小学校で、現地校やインターナショナルスクールに通い、ずっと英語や他の言語に触れていれば、ある程度その言語力は伸びていきます。

最初は日本語で見ていたテレビも、自然と英語などに変わっていくでしょう。年齢が上がってきて宿題出るようになると、宿題に追われる場合もあるかもしれません。

 

母語の遅れは第二言語にも影響する

日本にいる時は街を歩いていても、周りに当たり前のように「日本語」があるため、あまり意識をしなくても、日本語の力は自ずと上がっていきます。

一方、海外に住むと、外で目に触れるものが日本語ではなくなります。

学校生活の中に日本語がない場合、家庭の中で相当意識をして、「正しいコミュニケーション」をしていないと、日本語の力は遅れていきます。

そして一番良くないのは、日本語の発達の遅れがあると、第二言語の取得も遅れていく傾向があることです。

母語は、人が深い思考をするときに選択する重要な言語です。母語と第二言語とも中途半端な場合、思考力の低下やメンタルに悪影響が出る場合があります。

今後日本に帰国予定があったり、両親が日本人だから日本語を母語にしたいなど、最終的に母語が日本語になる可能性がある場合は、かなり注意が必要です。

 

日本語の力を伸ばす正しいコミュニケーションとは?

母語の発達、つまり日本語を伸ばしてあげることは、第二言語の習得にも良い影響を与えます。

そして母語の発達は、親子で信頼関係を育みながら、「正しいコミュニケーション」をすることが、何よりも大切です。

例えば、アニメを見ていても、まず日本語でしっかりと内容を理解して、「この話はどんな話?」「何が伝えたいメッセージか?」を日本語で説明ができていれば、英語や別の言語に置き換えて見た時に、理解や言葉の習得の速さが格段に違います。

しかしながら、親子の信頼関係が築けてない状態でお子さんに聞いても、ちゃんと返事は返ってこないことが多いでしょう。

コミュニケーションの基礎を親がしっかりと身につけることで、お子さんと信頼関係を築きながら、日本語も英語も他の言語も伸ばしてあげることができます。

逆にコミュニケーションの基礎を知らないと、せっかく現地校やインターナショナルスクールなど、素晴らしい環境にお子さんが身を置いてもうまく活かせず、むしろすべての言語が中途半端で帰国せざるを得ない状況になる可能性もあります。

 

コミュニケーションは語彙数だけでない

これから海外駐在を控えていたり、既に海外駐在生活を始めているけれども、なかなか上手く行っていない・・という方は、是非ご相談ください。

例えば住んでいる場所が日本人が多い地区だったり、お子さんが日本人学校・幼稚園などに通われている方の場合、このような後悔をお持ちの方が多いように感じます。

コラムを読まれた海外駐在中のママからも、

「私自身がなかなか英語ができないので、現地校やインターナショナルスクールに入れる勇気や情報がありませんでした。そして、日本の学校に入れたものの、やっぱり言語は勉強させなきゃと焦りがつのり、レッスンを受けさせたものの、子供は嫌がり上手く行かずじまいでした。。でもNAOKOさんのコラムを読んで、やっぱり子どもに無理やりさせるのではなく、私がちゃんと、コミュニケーションを学ぶ姿勢を見せて、コミュニケーションは楽しいと感じてほしいと改めて思いました」

というお声もいただきました。

実は上記の方のように、グローバル親子コミュニケーションのレッスンを受けられる多くの方は、「元々、語学が苦手/嫌い」な方が多いのです。

でもコミュニケーションは、語彙が沢山あるからできるわけではありません。

コミュニケーションのコツを知ってることで、親子の信頼関係を育みながら、親も子供もどこの国の人とでも仲良くなれますし、どんな環境にも挑戦することができます。詳細は、前回のコラムも是非ご確認くださいね。

私自身が海外と日本で教育を受け、海外と日本で子育てをしてきたからこそ、お伝えしたい、ご家庭でできるグローバル共育。

ご興味ある方は、グローバル親子コミュニケーション【体験会】でお会いしましょう。ご予約はこちらから。公式instagram

また、Family Journey1.2.3のサイトでは、グローバル親子コミュニケーションを通して、日常生活を楽しく学びにするヒント、フランスのバカロレア・トップの学校に通っている我が家の子育てなどについて、お伝えしています。

それではまた次回のPart3のコラムでお会いしましょう!Bonne journée!

Written by NAOKO(フランス)

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