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人生の自分のプランの中に全くなかった「起業」をして2年の今思うこと

2022年9月30日
研谷美月 (アメリカ)

「面白い経験しているんだから」と背中を押してくれた友人

Aloha!アメリカ、ハワイ州在住歴6年のMitsukiです。今月9月は記念すべき月、私が代表を務める会社BeLight Medical Professionals LLCを設立して2年を迎えます。

BeLightは私のこれまでの経験からを生かし、国際的に活躍をしたい医療者さんをサポートするために立ち上がりました。2年目を迎えるにあたり、これまでのことやこれからのこといろいろなことを考えます。

人生の自分のプランの中に全くなかった「起業」。なぜ起業することに至ったのかを今月の記事で綴りたいと思います。

起業に至るようになったそもそもの発端はSNSでの発信とブログを書き始めたこと。はじめはブログを書いてみたいとか、発信してみたいという思いはありませんでした。

過去の経験から目立つことや自分から発言することが苦手だった私にとって、自分のことを文字にそして誰が見るか分からないインターネット上に載せる事にとても抵抗がありました。

それでも背中を押してくれた友人が、最初は書いた記事を編集し、載せてくれるということでお願いをし、私がハワイ州で再び看護師免許を取得する道のりのあれやこれやを配信することにしました。

ハワイに飛び立ってまもなくは仲のいい友人がいなかったので、友人と定期的に繋がりが持てることも必要だと思い、少しずつ記事を書き始めました。最初は本名で書くのも怖ろしく、ニックネームを使って始めました。

 

徐々に知った同志の存

そうして投稿を続けているとと同じようなことを目指している人からたくさんメッセージや質問、相談をもらうようになりました。

アメリカで正看護師免許を取るに孤独に闘っていた私にとってこんなにも多くの人が挑戦しているかと驚きそして励みになったことを覚えています。

そこからもっと皆さんと話してみたい、相談し合いたい、悩みを分かち合いたいと思うようになり、グループ運営を始めることに。

そうやって始めたグループが気がつけばどんどん大きくなり、次第に自分のパッションとなっていっている事に気がつきました。

この活動を続けていきたい、そして自分の仕事としてもっと真剣に向き合いたいと思い始めた頃にオーストラリアで看護師さんをしながら起業をされていたなおこさんのイベントに参加をし背中を押してもらい、起業することを決意しました。

途中から「自分がやっていることに自信を持とう」、そう思い、本名を出すことにしました。

 

起業にあたってぶつかった「お金」に対する壁

起業を始めるにあたって大きな壁だったのは「お金をもらう事」に対する自分のマインドを変えること。お金をもらうことをがめついだとか、素人なのにとかとにかく自分とお金の関係性に関して考えさせられました。

でもお金を頂くことで、自分とそして相手であるクライエントさん自身のエネルギーを良い方向へ変えることができると知りました。

お金をもらうことでより一層相手をサポートすることに私自身も熱意を注ぐことができ、そして相手側も払った分、真剣に取り組み、より深い関係性を築けます。

起業する事に対してハードルを下げてくれたのは間違いなくビジネスや起業が盛んなアメリカであったことというのは大きいです。

個人事業主である知人や友人の家族などがいて、「起業をする」ということに対して多くの人がやっていることという認識がうっすらとあったのかもしれません。

これまでの2年間もちろんのこと一筋縄ではいきませんでした。たくさん悩み、たくさん頭を抱え、さまざまな課題と問題にぶつかり、反省しながら進んできました。

それでも可能性を信じてついてきてくれた仲間達やクライエントさんたち、活動を通して出会ったすべての人から知恵を励ましをもらってなんとか続けられてきたというところです。

起業活動が幕を閉じることはきっとないと思いますし、一生のプロジェクトです。自分の経験をもとにしそれをサービスという形にして誰かの役に立てること、誰かの人生にインパクトを与えることができることそんな素晴らしい仕事はないとも思っています。

Written by 研谷美月(アメリカ)

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