MENU

長時間フライトでも時差ボケを最小限にするコツ。予約時、事前準備、機内での過ごし方

2022年11月12日
まりこラベンダージョーンズ (イギリス)

3つのプロセスで時差ボケは最小限にできる

このたび世界一周チケットを利用し、​日本里帰り4週間とカナダ旅行1週間を終え、イギリスに戻りました。

この体験をもとに、この記事では長時間フライトでも時差ボケを最小限にするコツをまとめます。大陸をまたいで活躍するみなさんの快適な旅計画のお役に立てたら幸いです。

​予約時、フライト前の仕込み、機内での過ごし方の3つに分けて見ていきます。これは、「メニューを決め」「材料を仕込み」「実際に調理する」という美味しい一皿を作る料理のプロセスのようなものです。

1)予約時に気をつけること
体内時計の仕組みを知り、現地に着いたときに身体が楽なフライト時間を選ぶ。

2)事前準備
機内での過ごし方をイメージして必要なものを手荷物に仕込む。

3)機内の過ごし方
ベストとはいえない機内の環境でも、乾燥・騒音対策をする。狭くて身動きが取りにくい中でも、座りっぱなしを防ぎ、五感を休める工夫をする。

 

予約時に気をつけること

まずはじめに、フライト予約の時に知っておくべきポイントです。

・西への移動の方が負担が少ない。
・夜便または現地に午後や夜に到着する便を選ぶ。

到着してからの行動を考えて、身体に優しい時間帯に到着するフライトを選ぶと良いです。一般的に午後から夜に着くと、現地時間の夜に眠りにつくことができます。

朝到着しか選べない時は、なるべく太陽光を浴びて体内時計をリセットします。たとえ曇り空でも、睡眠ホルモンをリセットできるので、昼間は外で動くことがオススメです。

ちなみに、体内時計はきっちり24時間ではないって知っていましたか?

体内時計が約24時間15分であること、また地球の自転の方向を考慮すると、西回りのフライトの方が慣れるのが早く、身体が楽だそうです。

 

機内での過ごし方

次に、機内の過ごし方を、【食べる・動く・休む】の観点からご紹介します。

まず【食べる】、つまり飲み物も含めて口にするものについて。

・眠りの質を下げるものは飲まない。
・保温水筒が最強!

機内食は基本的には、現地時間に適応しやすいタイミングで出されます。あなたの腹時計にとってベストな時間ではないかもしれませんが、自分でできる対策も意外とあります。

現地で目一杯活動できるように、フライト中できる限りきちんと休息したいもの。となれば、眠りの質を悪くするアルコールやカフェインを避けたほうが良いでしょう。

機内は超乾燥しているので、小まめな水分補給をオススメします。

水でも良いのですが、さらに吸収しやすいのはお白湯です。温かいものをお腹に入れることで、 ほっこりリラックス効果もありますし、消化を助け便秘防止にも。

フライト中は寒さを感じることも多いので、温かいお白湯がぴったりです。好きな時に好きなだけ飲めるように、私は保温水筒を持参します。

持参した水筒に、レモンの薄切りやしょうがの薄切りなどを入れておき、 離陸してCAさんが忙しくない時にお願いすると、お湯を注いでもらうことができます。お白湯の味にバリエーションが出て飽きません。

次に【動く】。

・肩を回す。立って動き回る。
・少しでも動いて血流を促す。

座りっぱなしが身体に悪いということは「エコノミー症候群」という言葉でも知られるようになりました。

狭い機内では運動は難しいかもしれませんが、何でも良いので動くことを意識し、フライト中に血行が滞らないようにすることが大事です。

座ったまま足首を回したり、あえて席を立って遠くのトイレに行ったり、順番待ちの時にストレッチや肩や肩回しをしたり、と色々できることがあります。

立ち上がりやすいように、通路側の席を予約することも忘れないようにしましょう。

次のページ機内でもしっかり身体を休めるコツは?

1 2

この投稿をシェアする

イベント・セミナー一覧へ
コラム一覧へ
インタビュー一覧へ
ブックレビュー一覧へ
セカウマTV一覧へ
無料登録へ