ロンドンのノマドの聖地！旅行中でも仕事が捗るノマド作業おすすめスポット

自由な生き方を求めてフリーランサーを選ぶ人が多いイギリス

最近「ノマドワーカー」という言葉をよく耳にされる方も多いのではないかと思います。

「ノマド（Nomado)」とは、「遊牧民・放浪者」を意味します。遊牧民のように場所を転々としながら働くノマドワーカーは、私の憧れの存在でした。

イギリスでは現在、自営業者の数が500万人（全就業者の15%）と言われています。その中でフリーランサーと呼ばれる人は200万人（全就業者の6%・日本のフリーランサーは全国就業者の3.4%）。

時間の自由を得られるし、フレキシブルな働き方ができる。英国の学生の7割以上がフリーランサーを非常に魅力的だと答えている統計結果もあり、ポジティブな理由でフリーランサーを選ぶ人が年々増えています。

コワーキングスペースの数は世界最大数を誇るとも言われているロンドンでは、街を歩いているとコワーキングスペースを多く見かけます。私の調べたところでは月額制のところが多く、300ポンド程度（現在のレートで約50,000円ほど）が相場。

1ヶ月半という短期滞在の私は月額制のオフィスを借りるまでもなく、日払いにするほど長く滞在するつもりもなく、ロンドン市内のカフェを転々とするスタイルを選びました。

3月まではロンドンに住んでいたのでWi-Fi環境をここまで探し求めることはなかったのですが、今回は電源と速いWi-Fiと美味しいコーヒーが飲める最適な環境を求めてロンドン市内を奔走する日々でした。

ノマド人口が多いだけあり、カフェの数も多く、どこも賑わっているロンドンの中でも、旅行者も仕事が捗る、私のおすすめのお店を紹介したいと思います。

雰囲気と電源とWi-Fiスピードに大満足なノマドの聖地

ロンドンのカフェを転々としてみてわかったのは、フリーWi-Fiを使えたとしても、通信速度が遅い所が多いということ。（私が行った所がたまたまそうだったのでしょうか？）

日本の携帯電話だけでなく、イギリスの携帯電話も持っているのですが、携帯電話からパソコンにデザリングしても通信速度が遅いのです。

仕事上、大容量の動画などをドライブにアップロードしなければならず、通信速度がないと進まない作業があり、すごく困っていました。

そんな時、「The Hoxtonというホテルのロビーがノマドの聖地だよ！」と聞き、行ってみました。

大英博物館にも程近い、スタイリッシュなホテル。朝の10時半すぎにロビーに到着した時にはほぼ満席でしたが、なんとか席を見つけてパソコンを広げました。

すごく素敵な空間。一席ごとに電源があり、Wi-Fiも快適（とある日は64Mbps出ていました）！聖地は本当に存在しました。

各テーブルにQRコードが貼られており、読み込んで食べ物や飲み物を頼むことができます。私はここに通い詰めていたので、「全メニュー制覇するか？」くらいの勢いでいろいろと試してしまいました。

アボガドトーストが美味しかったです。10時間位滞在してしまった日もあり、その日はカクテルまで飲んでしまいました（笑）

驚いたのが、あらゆる人がやってきてここでパソコン仕事をしていくのですが、何も頼まずただ座っている人が多いこと。日本だとあり得ないことなのではないかと思います。

【The Hoxton Holborn】
199-206 High Holborn, London WC1V 7BD, UK

下町のグルメストリートに隣接するおすすめカフェ

東ロンドンのイズリントンという地域にあるFWD Coffeeというお店も快適でした。

系列店が何店舗かあるようなのですが、私の通っていたホワイトクロストリートの店舗に面する道がストリートマーケットで有名で、平日のお昼になると世界各国の屋台が出るのです。

近くにはオフィスもたくさんあり、人で賑わいます。屋台のご飯を頬張るのもよし、賑わう人を横目に、このカフェでサンドイッチやサラダを買って食べながら仕事をするのも捗ります。

Wi-Fiパスワードはレジで紙をもらうのですが、毎回、使い捨て。セキュリティもしっかりしていて安心です。

【FED】
161A Whitecross St, London EC1Y 8JL , UK

コロナ後に、デジタルノマドビザを発行する国も増え、海外でノマドワークがしたいと思っている人にとっては良い時代になったと思います。

イギリスでのノマドビザは発行される兆しはないですが、短期間なら観光ビザで滞在できるので問題なし！

今回の体験を元にパソコン片手に世界を飛び回り、毎日違う景色を見ながら仕事をするのも良いものだなと思いました。さて、次はどこへ行こうか？！

Written by 伊藤結子（イギリス）