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2022年サッカーW杯カタール大会!ブラジルでの様子をまとめてみた

2022年12月23日
HIROMI (ブラジル)

試合で予定が全て変更されるブラジル

Olá!! ブラジル・サンパウロ州在住のHIROMIです。

ブラジルでは、サッカーは最も人気がある国民的なスポーツです。

サッカーチームも各州に数多くあり、老若男女問わず熱狂的なサポーターも多いため、人が集まる時は「サッカーチームと政治の話はするな」という暗黙のルールがブラジル人の中であります。

家族内でも応援チームが違うと、ふとした瞬間に言い争いになったりすることも。

そんなサッカーチームに対して熱い思いを持つブラジル人ですが、ワールドカップとなると別。其々チームが違う選手たちが集まっていても、ブラジルを代表して戦うから、国を挙げての応援となります。

そのため試合中は仕事が止まり、学校の授業も停止。行事が多い師走、試合のために予定が全て変更されるので、大人たちは本当に大変です。子供たちは授業がなくなり、試合中は遊べるから嬉しいでしょうけどね(笑)

大変といえば、W杯シール集めも。ブラジルではFigurinhas フィグリーニャスといいます。

国ごとの出場予定選手のシールを集めるほか、開催地の写真など、コンプリートをするために大人も子供も夢中になって集めます。

9歳の親戚の女の子に、お誕生日に何が欲しいか聞いたら、フィグリーニャスと言われたのも新しい記憶です。

 

観戦する時の服は…

お友達の家でサッカー観戦!&我が家の観戦用の服たち

観戦する時は、セレソンのユニフォームを着て応援するのがブラジルの応援スタイル。

セレソンとはポルトガル語でSeleçao、選択・選抜の意があり、サッカーでブラジル代表選手、ブラジル代表チームのことをいいます。

他にもサッカーブラジル代表は、そのユニフォームカラーから「カナリア」「カナリア軍団」などとも呼ばれています。

正規のユニフォームでなくても、カナリアカラーやブラジルの国旗のマークが入った服を着て、自分なりのスタイルで観戦します。試合前の街中は、黄色か青、グリーンの服の人ばかりです。

W杯前にはクリスマスの飾り付けも済んでいるので、クリスマスカラーとブラジルカラーでまとめられているお店も沢山見かけました。

試合中はテレビやモニターがあるレストランやBAR以外のお店は閉めてしまうので、街中は無人になります。

W杯ブラジル初戦の日はブラジル時間16時からキックオフでしたが、急いで帰宅、観戦する場に向かう人たちで事故が多発しました。

私も友人宅に向かう途中、突然急発進して割り込んできた車がいて、危うくぶつかるところでした。

「サッカーへの情熱が強いのは良いが、怪我をしてしまったら元も子もない!」と思いましたが、勝った時に興奮して怪我をする人が続出だったそうですよ。

 

ブラジルで日本を応援!

撮影:ブラジル日報

日本も強豪ドイツとスペインに勝ち続け、頑張っていましたよね。

サンパウロ市のブラジル日報協会会議室では、約60人の日本人、日系人、ブラジル人が集まり試合を観戦!スペインに勝った時は、私もその場にいて、皆と喜びを分かち合いました。

その後、ブラジル人の友人たちからは「ブラジルと日本が戦ったら面白いのに!」「どちらを応援するの?」と聞かれ、私は「日本」と答えたけど、日本人の友人に同じ質問をしてみたら、

「日本とブラジルのユニフォームを両方着て、負けそうだなと思った国の方のユニフォームを何食わぬ顔で脱いで、その後は勝ちそうな方を応援する」と言っていて笑いました。

残念ながら、日本はクロアチアに敗れてしまいましたが、森保一監督がPK戦の後にとった態度がとても潔く、ブラジルでも話題になりました。

その後、ブラジルもクロアチアに敗れてしまったのですが、その時のブラジル代表のチッチ監督がとった態度と森保監督が比較されるという事態に。

ブラジル日報さんが書いた記事で詳しく読めますので、こちらのリンクからどうぞ。

さて、ブラジルが敗れたからW杯は終わり!ではなく、生粋のブラジル人は最後まで試合を見届けます。その様子を見て、本当にサッカーが好きなんだなぁと思いました。

私はブラジルに来るまでサッカーには興味がありませんでしたが、2013年にブラジルで開催されたコンフェデレーションカップと、翌年2014年に開催されたW杯ブラジル大会でスタジアム観戦をしてから、すっかりサッカーに詳しくなってしまいました。

次は4年後の2026年!アメリカ、メキシコ、カナダの3カ国で共同開催されるので、旅行がてら観戦しに行くのも楽しみのひとつとなって良いかもしれませんね。

こちらは日本がスペインに勝った時のサンパウロの人々の様子。私もインタビューされたので読んでみてくださいね!それでは、今回も最後まで読んでくれて、Obrigada (o)!!

Written by HIROMI(ブラジル)

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