ブラジル・サンパウロで2年ぶりに開催。天皇誕生日祝賀レセプション

在サンパウロ日本国総領事公邸

在サンパウロ日本国総領事公邸に400人の招待客が集合

Olá!! ブラジル・サンパウロ州在住のHIROMIです。

前回ブラジルのカーニバルについて書きましたが、カーニバルの前に天皇誕生日祝賀レセプションが在サンパウロ総領事公邸で行われました。

2023年のカーニバルは2月17日から始まり、灰の水曜日2月22日正午まで。そのため、ブラジルでは2月23日天皇誕生日の前にお祝いをする場合もあります。

私が住むサンパウロでは2月14日に、大使館がある首都ブラジリアでは翌日の15日に行われました。大使館、各州の領事館主催でお祝いする日程は各所で違っていて、カーニバルの後に実施されたところもあります。

サンパウロでは2年ぶりということもあり、沢山の招待客がお祝いをするために集まりました。開催時刻は正午だったのですが、正面玄関前には長い行列ができていました。

「それにしても今年は随分と人が多いなぁ？」と思い、係の方に招待客の人数を聞いたら、なんと400人！

主催の在サンパウロ総領事にご挨拶をするため、皆さん順番を待っているのですが、これがなかなか前に進まず…。ブラジルの季節は夏、「暑い…」の声がチラホラと聞こえてきました。

日系団体、伯国政府、日系企業関係者らが出席し、人に酔いそうなくらい密集された中で、日伯両国の国歌斉唱から始まった式典。桑名良輔在サンパウロ総領事のご挨拶、来賓の方々がご挨拶をされ、厳かな雰囲気の中、閉会を迎えました。

日本とブラジル、そして各国との交流

懇談会スペースに設置された日本食屋台

式典の後は、懇談会が催されるスペースへ移動します。おでん、ラーメン、焼き鳥、お寿司と日本食の屋台が並んでいました。

「気温30度超えの日に立食スタイルで熱々のおでんとラーメン！？」と驚きましたが、皆さん美味しそうに舌鼓を打っていました。

レセプションには私はお着物で出席したのですが、当日の朝までどのお着物を着ようか悩みました。

サンパウロは気候が安定しておらず、前日は羽織ものがないと肌寒いと思っていたら翌日は快晴で暑くなり、激しい雨が降ったりするのです。

立食スタイルなので、多少汚れても大丈夫で暑さを凌げる絽や生絹の着物を数枚選び、睨めっこしながら悩みに悩んだ結果、幸福を招く花車の紋様のお着物に。付け下げですから、帯は銀糸の絹袋帯で式典仕様にして出席しました。

お着物や帯の模様はただ綺麗だというだけではなく意味があるので、各国の総領事にも説明をさせていただいたり、KIMONOの事を伝えることができたりしたのは、私にとって良い交流が生まれたと思います。

日系企業17社が協力、茶道デモンストレーションも

和菓子や日本の日本酒、現地のお酒など

天皇誕生日祝賀レセプション開催には日系企業17社が協力し、会場には協力企業の活動展示ブースも展開されていました。その中には日本酒を取り扱うブースもあり、故郷青森県のお酒「男山」もありました。

暑さ対策はして行きましたが、懇談会スペースは屋外にあり、雨予防に透明ビニールの屋根が取り付けられていて、直射日光を浴びるため、どうしても頭と顔が熱くなります。

異文化交流でお話もしているので、喉を潤すために冷たいものが欲しくなります。キリッと冷えた日本酒が一段と美味しく感じました。

デザートには和菓子などが用意されていて、裏千家による茶道デモンストレーションも行われ、一層華やかで格式高い祝賀レセプションとなりました。

企業ブースにはお土産も用意されていて、出席された皆さんは存分に楽しまれたと思います。

最後となりますが、今年の祝賀レセプションに私は所属している在伯青森県人会の代表として出席しました。

故郷青森の宣伝をしつつ、他県人会、日系団体の代表の方々や企業の代表の方々、各国の代表の方々と交流ができ、有意義な時間を過ごせました。

代表として送り出してくれた同県人会の会長、副会長、役員の皆さまに心から感謝します。ブラジルと日本、青森の架け橋となるべくこれからも変わらず活動を続けていきたいと思います。今回も最後まで読んでくれてMuito Obrigada!!!

※レセプション協力企業はダイキン、ミウラボイラ、久光製薬、ＥＰＳＯＮ、三菱自動車、ヤマハモーターズ、トヨタ自動車、ＳＡＮＳＵＹ、パイロットペン、日清食品、サントリー、味の素、キッコーマン、ヤマト商事、Ｎｉｐｐｏｎ Ｂｅｂｉｄａｓ、Ｍｅｇａ Ｓａｋｅ、ＪＦＣ。

Written by HIROMI（ブラジル）