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東南アジア各国を訪れて感じた、東南アジアで暮らす3つのデメリット

2023年11月22日
平良弥生 (ベトナム)

マレーシア、クアラルンプールにある伊勢丹。東南アジアには、高島屋と伊勢丹が進出

デメリット③:意外と物価は安くない?

ある時期から、東南アジアの国々への移住を特集するテレビ番組などが増え、「東南アジアは物価が安く、そのため生活コストを抑えることができる」などと話していますね 。

ですが、それは半分正解で、半分間違いだと思います。

例えば、シンガポールは日本よりも物価が高く、家賃なんてマンションの1LDKのお部屋が40〜50万円する世界です。

シンガポール以外の国であったとしても、日本に住んでいる時と変わらないような生活をしようと思えば、それなりにコストがかかります。

ベトナムの場合は、特にハノイやホーチミン市などの大都市については、住む家にもよりますが、家賃は日本と同じくらいか、少々高く感じます。

日本食を食べようと思えば、日本とさほど変わらないお値段ですし、日本製品を購入すると、輸入費用が上乗せされているので、日本より値段が高いことも多いです。

 

世界のどこでもメリット・デメリットはある

ホーチミン市で現在建設中のメトロの駅。このプロジェクトには日系企業も関わっています

ですので、生活コストを抑えるのなら、住居から交通手段、食事に至るまで、現地の平均的給与で生活している人達と同じ生活をする必要があると思います。

しかも現在はかなり円安が進んでいるため、日本食や日本製品でなくても、円換算すると割高に感じてしまうものも多くなりました。

例えば、某外資系コーヒーチェーンのアイスカフェラテのグランデサイズは、日本だと535円ですが、ベトナムだと90,000ベトナムドンで円換算すると約563円(1円=160ドン)です。

いかがでしたでしょうか?以上が私の思う、東南アジアで暮らす、働く3つのデメリットです。

前回と今回のコラムを読んで、皆さんは東南アジアに住んでみたいと思いましたか?

世界のどこに住んでいても、メリット、デメリットはあると思います。

デメリットを上回るだけのメリットを見つけるか、デメリットがあっても対応策を考えることで、東南アジアで暮らす、働くことを楽しむことができると思います。

Written by 平良弥生(ベトナム)

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