サンパウロの酒フェアに参加！ブラジルに広まる日本酒事情

在サンパウロ総領事館、小室千帆首席領事と

日本酒三昧が嬉しい「酒フェアinサンパウロ」へ！

Olá!! ブラジル・サンパウロ州在住のHIROMIです。某日の夕方、サンパウロ市内にあるHOTEL NIKKEY PALACEで行われた酒フェア2024 in サンパウロへ行ってきました。

日本酒造組合中央会（JSS）、在サンパウロ日本国総領事館、日本貿易振興機構（JETRO）、開催されたHOTEL NIKKEY PALACE、ブラジルへの日本酒・焼酎の輸入業社6社、ブラジル国内メーカー2社の協力を得て行われた今回のフェア。

この中で何社かなじみがあり、入場チケット代が石川県能登半島にある酒蔵の復興支援寄付になるとのことで寄らせていただいたところ、試飲とはいえないくらいたっぷりと日本酒を味わわせていただきました。

全部で40種類の日本酒が楽しむことができ、日本からは青森県八戸酒造の陸奥八仙、福島の弥右衛門、兵庫の菊正宗など、ブラジル産の日本酒などもあり、参加されてる皆さんはさまざまなお酒を楽しんでいました。

ブラジル産日本酒は、1935年頃日本からの移民の方達へ向けたお酒として、日本企業がブラジル国内で醸造を開始したそうです。

年々広がる日本酒ファン

日本酒はブラジル人にとても人気があります。

ブラジルで広く飲まれるきっかけになったのは、日本酒とフルーツを合わせて飲む「SAKEピリーニャ」という、酒カクテルの登場です。いわゆる清酒を使用したカイピリーニャで、今も人気があります。

これらは大抵ブラジル産の日本酒を使って作られるのですが、初めて飲んだ時はなんとも言えない味に衝撃を受けたものです。人それぞれ好みはあるけれど、私は好んでは飲まないですね（笑）

一方、輸入された日本酒は酒税法がかかるため、どうしても値段が高くなり、日本の小売価格の数倍にもなります。

日系スーパーに置かれていても高額なため購入する人が少ないのか、環境が悪い状態にずっと置かれているのを目にすることがあります。

本来の味より質が落ちていることもあるので、気をつけなくてはいけません。私は信頼する店や業者から購入するようにしています。

サンパウロ市内にはレストランはもちろん、日本酒の購入、試飲ができるお店があります。また、卸業者から直接購入もできます。

毎年大盛況の日本祭りでも日本酒を味わえる

最後となりますが、毎年サンパウロで行われる「南米最大の日本祭り」でも日本酒コーナーは大人気で、通常よりもお安く日本産の日本酒を購入できます。

2023年の日本祭りの様子は、以前のコラムに書かせていただきました。

世界ウーマンコラムニストの岩井真理さんが書いた、2020年の日本まつりの様子も合わせて読んでみてください。

2024年の「日本祭り」は7月12日（金）から14日（日）まで開催。サンパウロに住んでいる方、遊びに来られる方、ぜひ立ち寄ってみてください！

今回も最後まで読んでくれてMuito obrigada!!

Written by HIROMI（ブラジル）