ジョージア・バグラッティ大聖堂前で家族写真
გამარჯობა !!(ガマルジョバ!)こんにちは、ジョージア在住のナミです。今回は私の『家族』についてご紹介します。
私は二人の娘を持つシングルマザーで、海外移住を目指す過程で今のパートナーと出会い、ジョージア移住をきっかけに一緒に暮らし始めました。
細かい経緯は割愛しますが、「私が生活費を出す代わりに、英語の対応や日常の料理は彼が行う」というパートナーシップでスタートしました。
「そんなのお金目当て!別れた方がいいよ!」と忠告してくれる女友達もいるのですが、日本でよくある「夫(男)が稼いで妻(女)が生活サポート」という関係の性別が逆転しただけの話なので、何も問題ないと私は思っています。
そんな私たちですが、実は1年前から新しい家族が増えています。こういう書き方をすると「子供ができた?」と思われるかもしれません。
そうではなく、なんと彼の母親と一緒に暮らしています。さすがにこれは珍しい家族の形じゃないかなと我ながら思います。
彼女は63歳の時、還暦を過ぎてから海外移住に挑戦しました!「嫁&姑」に近い関係ですが、それよりもシェアメイトという感じであり、「女手一つ・自分のスキルで子供2人を育てた先輩と後輩」という存在です。
「年齢に囚われず挑戦し続けるカッコいい女性!」というのも大きいです。
山口県岩国にあった古民家パン屋さん。メディアにも多数掲載される人気店でしたが、海外移住の道を選びました
私たちが住んでいる家には空き部屋があったので、そこに彼女が住むことに。そして彼女が増えても「私が生活費担当、お金稼ぎ担当」は変わっていません。
でも生活の質は爆上がりしました!彼女はパン職人なだけあって、食にこだわりがあり、料理上手。担当の夕食は絶品で、毎日幸せな生活に!美味しいは正義。
彼女が居ようが居まいが、家の家賃は変わりません。つまり食費が少し上がった程度で、夕食がめちゃくちゃ豪華になり、リモートの仕事が増えてきた彼の負担も減り、日々の買い物や洗濯まで担ってくれるようになりました。感謝しかありません。
彼女は彼女で、実費の負担なく海外生活に挑戦でき、小麦の起源があると言われているジョージアでパンを作れて、かつ作っても作ってもどんどん食べる大食いの私たちがいるので食べ物の消費に困りません。最近は麹に挑戦し、ドブロクも作っています。
彼も移住当初から「いつか母とサンセバスチャン(スペインの美食の街)でバル巡りしたい」と言っていましたが、その夢を叶え、年に2回は親子でスペイン美食旅に出ています。ジョージアからだと航空券往復2万円で実現できます。
パン職人でシングルマザーである彼の母は、育児期間中はほぼ家を不在にしていましたが、還暦を超えた今、日本から遠く離れたジョージアで親子の時間を取り戻しています。
子供達にとっても彼女の存在は大きいのは言うまでもなく、次女はお菓子作りに目覚め、長女は彼女とともに外国語学習アプリにハマって、英語スコアを伸ばし合っています。
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