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夫の駐在帯同後に本帰国したが、やはりヨーロッパで生活したい【後編】

2024年4月17日
岩井真理 (日本)

海外移住は一体「いつ」実現する?

今回は前回の夫の駐在帯同後に本帰国したが、やはりヨーロッパで生活したい【前編】の続きとなります。まだ読んでない方はそちらからお読みください。

・目的がクリアになった
・ネックになっていることも解決できそう
・メリットも十分ある

この状態でもう一度客観的に見て、希望する海外移住は一体「いつ」実現するのが良いのか、考えて下さい。

「今」ではないとしたら、いつでしょうか?

この「いつ」に、キチンと日付を入れることをお勧めします。「いつか、、」と考えているうちはその日は訪れません。自分の意思で、その日を決めてください。

入れた日付のご自分のありたい姿を、細かく書き出してください。

どんな自分になっているでしょうか?今の自分の現状もできるだけ詳細に書きましょう。

 

「キャリアビジョンシート」を作成しましょう

次に、そのXデーと今現在の中間地点までにしておくべきことを書き出します。

例えば、Xデーが5年後だとしたら、中間地点の2年半後までに何をしておかねばいけないかを書き出します。

これを「キャリアビジョンシート」と言います。

いきなり夢にひとっ飛びするのは難しいです。でも、中間地点までに「何をしなくていけないか」「何ができるか」を具体的に考えて下さい。

この夢を叶えるのはあなた自身ですので、その日を決めて、どのように準備するのかについての方法をお伝えさせていただきました。

とはいえ、「ヨーロッパに移住するために、私にできることはありますか?」というご相談でしたので、ここで一つだけヒントをお話したいと思います。

今、この間に、自分自身の強み、専門性などを磨いて下さい。できれば「ポータブルスキル」と言って、どこでもできることで、あなたが続けられることを、ブラッシュアップしてください。

自分の力で海外に住むには、その国で収入を得ることをしない限り非現実的です。ということは、就労ビザを取得し、働くことが大前提です。

 

「チャンスは準備した心に降り立つ」

ビザを発行する側から考えると、自国民の雇用を保護するためにも、わざわざ外国人にビザを発行することには慎重になります。

ですから、滞在・就労を許可して自国で働いてもらいたい外国人とは、自国に有益な能力を発揮してくれる人でなければなりません。その意味からも、EU ブルーカードは専門性が高く、高度な視覚やスキルを持つ人が対象となります。

他には、現地企業の雇用主が就労ビザ取得を支援してくれる方法があります。

企業の雇い主が、スポンサーを買って出るほどの現地でニーズのある資格やスキル、キャリアをあなたが持っていると判断されれば、ビザの取得も可能になるでしょう。駐在員の方々は、現地法人がスポンサーとなり、ビザが発行されていますよね。

「チャンスは準備した心に降り立つ」と、学者パスツールは言いました。

そう、普段から自分の理想や目的を明確にして、準備を怠らなければ、その夢が近づいてきたことを見落とさず、チャンスを掴み取ることができるでしょう。

まずはG子さんご自身が、夢の中身や目的をはっきりとさせることが何よりの準備でしょう。

そして、世界中どこにいても、あなたらしく働けるスキルや知識を蓄えておくことも、今後役立つに違いありません。

G子さんのこれからのキャリア&ライフが、世界のどこにいても輝けることを、心より願っています。


お悩みは随時募集しています。真理さんのアドバイスを受けたい方は、お問い合わせフォームからご送付ください。

真理さんのセッションを受けたい方は、aries.mariwai@gmail.comまで直接ご連絡ください。


Written by 岩井真理(日本)

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