みなさんは「アフリカの家」と聞いて、どんな家をイメージするでしょうか。土壁に茅葺屋根?そんな家もアフリカにはありますが、今回はルワンダ都市部の家事情をご紹介したいと思います。
ルワンダは「千の丘の国」とも呼ばれ、山や丘が多く、美しい風景が広がっています。
そんな地形ゆえか、丘の上の方には富裕層の一軒家や5、6階建ての部屋の清掃や洗濯のサービス付きのサービスアパートメント、丘の下の方にはトタン屋根に土壁の家が密集しています。高層マンションはほとんど見かけません。
最近増えてきているのがアパートタイプの家。我が家はこのアパートタイプの家に、2年半ほど住んでいます。2LDKの家具、家電付きで月単位の契約で借りられる物件です。
小さなベランダがついており、そこからの眺めがとても気に入ってこのアパートにしたと言っても過言ではありません。ベランダから見える丘がとても美しく、食事はいつもベランダで取っています。
家賃は月550USD、水道代込みです。こじんまりしている家で550USDは安いと思われたでしょうか。思ったより高いと感じたでしょうか。
駐在の方やお子さんがいるご家庭は一軒家やサービスアパートメントに住む方が多く、家賃も10〜20万円が相場でしょうか。家賃に加え、警備員さんを雇ったりゴミ処理の費用を払ったり何かとかかります。
ちなみに現地の方の家は、数千円で住めるところも沢山あります。
左:地方の富裕層の家、右上:貧困層の家、右下:House For Rentの看板
ルワンダで家を探す時は、あくまで海外在住者や富裕層向けですが、Facebookのグループ内で探すことが多いです。
不動産屋が投稿しているものもありますが、個人の大家さんが出しているものも少なくありません。気に入った物件があったらメッセージを送り、後日内覧をします。
ルワンダは家具、家電付きで貸出している物件も多いので、一から揃えるのが面倒という方や一時的に住みたいというときは便利です。
また、道に「House for Rent」という看板が連絡先と一緒に出ていたりするので、直接連絡することもあります。
ルワンダは発展途上で人口も増え続けているので、新しい家が次々と建ってきています。一年前にはなかった家やビルができていることもよくあります。
家賃は交渉次第で下がることもあるので、一度は交渉をするのがおススメです。
上の写真の左側の家は私の夫がとても仲良くしている農村部の家庭です。富裕層といってもすごくお金持ちというわけではありませんが、農村部の一般家庭に比べたら比較的いいお家です。
広めのリビングにベッドルームが2つあり、キッチンがあります。少し前までは裏庭で薪や炭を使って調理をしていましたが、最近はガスを使うようになったそうです。
トイレは離れにあるぼっとん式のトイレです。シャワールームはありません。
そして、右上は貧困層のお家。シンプルな土壁です。ルワンダは粘土層の赤土も多いので、それに藁を混ぜてレンガを作っています。家の中も非常にシンプルで、床で寝ることもあるそうです。
農村部の友人のお宅訪問の様子はyoutubeに載せているので、もっと見てみたいという方は是非動画でご覧ください!
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