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アメリカ看護師免許の取得を目指す人ってどんな人?

2024年4月22日
研谷美月 (アメリカ)

アメリカ看護師免許取得を目指す理由

ALOHA! アメリカハワイ州在住歴、7年目となりましたMitsukiです。私はアメリカハワイ州で正看護師(訪問看護師)として働く傍ら、国際的に活躍したい看護師さんたちをサポートする会社BeLightの代表としても活動しています。

BeLightの主力サービスとしてアメリカ看護師免許取得を目指す方々をサポートする「アメリカ看護師ピアサポートコミュニティ」を運営しています。

最近「一体どんな人がアメリカで看護師を目指すのか?」という質問を受けました。

もちろん、アメリカで看護師になることが夢や目標だという方もいますが、BeLightに相談に来る方は本当にさまざまな思いや背景を抱えています。

サポートを始めてもうすぐ4年になりますが、その中で見えてきたアメリカ看護師免許取得を目指す理由に、今回はスポットを当てたいと思います。

いろんな背景や理由を持って挑戦している人たちがいることを知っていただけたら嬉しいですし、「こんな理由で挑戦していいの?」と思っている人がいたら、励ましになれば幸いです。

 

ライフスタイルの変化や、自分の活躍の場所を求めて

アメリカ看護師免許取得について一番相談が多いのは、「夫・パートナーがアメリカ国籍を持っていて、仕事の関係で渡米することになったので現地でも看護師として働きたい」という方。

「最初は主婦でいいと思っていたが、だんだん一体自分ってなんなんだろうと考えるようになった」とか、「家庭以外の場所に自分の場所を見い出したい」という言葉もよく耳にします。

住む場所にもよりますが、現在アメリカもどんどん物価が高くなってきていて、「金銭的な課題を目の前にして」という方、「旦那さんやパートナーさんに病気や不幸があった」「離婚をきっかけに」という方もいます。

小さかったお子さんが成長し、自分のために時間を使えるようになってきたタイミングで考え始める方も多いです。

他の業種に就いていたけれど、業界的に安定していてある程度の給料が保証されているという理由でアメリカで看護学校に通ったり、CNA(看護助手)としてスタートしたりする方もいます。

また、BeLightのコミュニティメンバーさんの中には、アメリカ以外の国での活躍を目指している方もいます。

どこの国でもビザは避けては通れない課題ですが、特にアメリカではビザの壁が立ちはだかります。

オーストラリアやカナダのビザ取得はアメリカと比較すると乗り越えやすい印象がありますが、一方で看護師免許取得の過程やステップがアメリカよりも多いため、先にアメリカの看護師免許を取得し、オーストラリアやカナダでNCLEX(看護師試験)活用するケースも年々増えています。

その他の理由としては、日本の軍病院やアメリカ大使館への就職を目指すために、アメリカ看護師免許を活用する方もいます。

次のページ将来に向けての挑戦とその付加価値

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