2018年にオープンした、世界一長いケーブルカー
息子のスクールホリデーに、ベトナムの島「フーコック(Phu Quoc)」で1週間過ごしました。
フーコックはベトナム最後の秘境と言われるリゾートアイランドで、カンボジア沖合にあり、ホーチミンから飛行機で60分。私が住むマレーシアのクアラルンプールからは、直行便で105分で到着しました。
気軽に来られる近さながら、フーコックに来たことのあるマレーシアの友人はわりと少なくて、特に情報もありませんでした。
ところが、来てびっくり!島ならではの海の美しさや自然があるのはもちろんのことですが、観光客を呼び込むための設備がたくさんありました。
しかも、根本的に街作りから取り組んでいる巨大なプロジェクトが進行中。島は2013年に経済特区に指定され、観光関連投資は2021年にかけて160億ドルに達したそうです。
これらの観光施設はコロナ時代前後の最近オープンしたものがほとんどなので、今まで知らなかったのも当然かもしれません。
今回は私の体験した、フーコック島を紹介したいと思います。
10分間隔でバスが出ていて、移動がとても便利
まず、フーコックの空港から約1時間ほど北の立地にある、テーマパークの多さに驚きました。
入場料が3000〜4000円くらいの本格的なものばかりで、華やかなショーなども楽しめます。
ベトナム最大規模の遊園地「Vin Wonder」の中には巨大な亀の形をした水族館があります。
「Vinpearl Safari」はサファリパーク。巨大なカジノ「Corona」 とカジノ併設のリゾートホテルも至近距離にあり、これらは無料の巡回バスで行き来できます。
カジノは24時間営業。一日中眠らないで遊ぶことも可能となっています。
プライベートビーチのあるホテルもたくさんあるので、海もテーマパークもカジノも、家族みんなが楽しめる場所でした。
街全体がベニスのような「グランドワールド」
街全体がベニスのような「グランドワールド」は、入場無料のいわばテーマパークなのですが、たくさんのレストランやカフェなどのお店がテナントとして入っています。
2021年4月にオープンしたばかりで、こちらも24時間稼働しています。開発投資額は28億ドルだそうです。上記の開発はすべてベトナムのコングロマリットVinグループによるもので、巨大なパワーを感じます。
Vinグループは施設に行くための無料電気バスまで用意してくれており、空港からベニスのようなグランドワールドまで1時間くらいの道のりも、10分間隔でバスが出ています。
路線バスのようにナイトマーケットやホテルなどに停留所があるので、とても便利でした。
フーコックではGrabタクシーが普通にあるのですが、遠くに行く時の無料バスは本当に助かりました。涼しくて空いていて、心地よい音楽が流れていて、とても快適でした。
作られた場所だけでなく、地元のベトナムを感じたいのなら、「ナイトマーケット」ははずせない場所。
夜7時過ぎから活気が出てきて、お土産や真珠や食べ物の屋台が並び、豊富な海鮮のグリルなど、島ならではの食事を楽しめます。ウニの殻ごと焼いたものや焼き牡蠣など、6個で1000円くらい。
地元のベトナムを感じたいのなら「ナイトマーケット」がおすすめ
1 2