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学校が遊園地に?!フランスの学校のミニ文化祭「ケルメス(Kermesse)」

2022年7月16日
NAOKO (フランス)

ケルメス(Kermesse)とは?

こんにちは!フランス在住のFamily Journey1.2.3代表・グローバル親子コミュニケーションコーチのNAOKOです。

さて、フランスは日本の学校のように始業式や終業式はなし、運動会などもなく、基本的にはとても緩い感じです。

ただ学年末の5月、6月だけは別です。夏の長期休暇(バカンス)に入るこの時期は、学校や習い事に関係する行事が盛沢山で、子供のいる家庭は大忙しです。

その中でも大きな行事が、ミニ文化祭ケルメス(Kermesse)です。

娘が通っている公立幼稚園の方で開催された時の名前は「Spectacle de l’école(学校発表会)」、息子が通っている私立の学校の方は「Garden party(ガーデンパーティー)」という名前でしたが、友達同士では「ケルメスKermesse」と言っていたので、今回はまとめてそのように呼ぶことにします。

 

日本とフランスとの違い

「ケルメスKermesse」は学校が主催する、お祭り・バザーと発表会が混ざったようなものです。

学校内にゲームや食事やお菓子の販売などのスタンドが立ち並び、いつもとは雰囲気の違う学校に、子供達もワクワクしながら入って行きます。

日本では高校生ぐらいになると文化祭や学園祭という形で学生が主体で催しますが、幼稚園や小学校でこのようなイベントはあまり聞いたことはありません。

また途中で、それぞれのクラスの発表会もあったりします。日本だとちゃんとした舞台の上で、お遊戯をしたり、歌を歌ったり、演劇をすると思いますが、フランスの場合はちょっとした広い場所で、周りを親が囲んで行う緩い感じです。

 

公立校と私立校でも違いが

公立の学校では、学校主催といいながらも、親が一丸となって準備から、当日の販売・ゲームなどの催し、片付けまで参加します。

クレープをとっても上手に焼くパパや、棉あめを職人のように作るママなど、みんなそれぞれ得意な力を発揮していました。また、みんな持ち寄りでお菓子や飲み物を持参して、ビッフェ・スタイルで好きに食べてよいスタンドもありました。

私立の方では基本的には学校主催で、ゲームスタンドや食事のスタンドは外部の専門業者が行い、親が手伝うことはあまりありませんでした。大きなエアー遊具や、回転ブランコなどもあり、さながらミニ遊園地のようでビックリ!!

ただ、私達の学校は、様々な国籍の人が集まっているということもあり、各国のスタンドを設置。こちらはそれぞれの親が一丸となり用意し、私も頑張ってお手伝いをしてきました。

日本スタンドでは、フランスでも大人気の折り紙ブースと、習字の墨と筆を使い、手に漢字で名前を書いてあげるブースを行いました。どちらも子供達にとっても喜ばれていました。

息子も浴衣を着て、得意な折り紙を披露したり、ブースに着たお友達に、教えてあげることで、日本と繋がるきっかけ作りに奮闘していました。

今回もコラムを読んでいただき、有難うございました!

フランスでの教育や、「世界で生きる力」を育てること、グローバル親子コミュニケーションにご興味がある方は、是非こちらもご覧くださいませ。

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Written by NAOKO(フランス)

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