こんにちは!フランス在住のFamily Journey1.2.3代表・グローバル親子コミュニケーションコーチのNAOKOです。
やはりフランス・パリというと、世界屈指の美術館が集まる都市です。
なので、是非パリに来たら美術館に足を運ばれることをおススメしますが、私のように元々美術の知識が深くなかったり、お子様連れの方だと子供が飽きてしまうのではないか?と、なかなか足が遠のいてしまったりする方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、美術初心者でも、お子様連れでも、楽しめる美術館の回り方について、パリではルーブル美術館と並んで最も有名な「オルセー美術館」を例にしてお伝えしたいと思います。
まず皆さんご存知の通り、オルセー美術館は、印象派、ポスト印象派など現在のアートにも強い影響を残す作品がたくさん集められている美術館です。
また、パリには毎月第一日曜日に、無料で入ることができる美術館が沢山あり、このオルセー美術館もそのうちの1つ。
私達も、無料で入館することができました。無料でこれだけ素敵な美術館に入る機会がある、フランスの芸術教育は素晴らしいと思います。
ただし、無料で入れる人数の時間枠があるため、事前の予約が必要となっておりますので、お気を付けください。
さて、「印象派」・・名前は聞いたことあるけれど、どんな絵なんだろう?そもそもどんな画家の方を指しているの?というのが、恥ずかしながら元々の私のレベルでした。
そのため我が家では、まず画家の本を、大人用・子供用で購入して、事前に見ました。
そしてオルセー美術館にある絵を調べて、「この絵は本のどこのページにあるかな?」とゲームをしたりしながら、楽しく事前学習をしました。
本当に人は不思議なもので、全く見たことのないものだと、すーっと素通りしてしまうのですが、一度でも見たことのあるものだと、「あ!見たことある!」と、脳が反応して立ち止まるのです。
このように事前準備を少しでもしておくと、大人である私も興味を持って過ごすことができますし、子供達も「あ!これは絵本にあった絵だね!」「これはモネで、これはセザンヌ、これはゴッホの絵だね!」と見分けながら、楽しむことができました。
また、余裕のある方は、実際に関係する場所に行くことをおススメします。
例えばフランスにはモネが晩年を過ごし、有名な「睡蓮」を描いたと言われるジヴェルニーや、連作が描かれたルーアン大聖堂、エトルタの崖など、絵の題材となった場所がたくさんあります。
我が家もこうした場所に事前に実際に訪れたので、いざ絵を見た時に、大人も子供もイメージが湧きやすかったです。
美術館には沢山絵がありますが、全ての絵の良さを理解しよう!と頑張ると、私のような美術初心者には大きなお仕事。
皆さんにとっても、いくらそれが有名な絵だったとしても、正直ピンと来ないものがあったり、逆に有名ではなくても、なんか素敵だなと感じる絵もあるのではないでしょうか。好みもそれぞれ、何を素敵だと思うかも、個性が出るところだと思います。
そこで、入口としては、自分が真似して絵を描いてみたいなという絵だったり、自分の家に飾りたいなという絵を、「まずは1枚探す」のが、気持ちも高まり楽しめる良い方法だと考えました。
実際子供も、鉛筆と紙を片手に美術館を歩き、自分の好きな絵を模写して楽しんでいました。
もちろん、その絵が描かれた背景を理解したり、描かれた技法について詳しくなると、より素敵だなと感じる絵は多くなると思いますので、今後、経験や知識を積み重ねていきたいと思います。
是非皆さんも、好きな絵1枚を探しに行こう!という気持ちで、トライしてみると楽しく美術館を過ごせるのではないでしょうか。
美術館のように、色んなものを一度に目に入れると、脳がパンクして疲れてしまうと思いますので、やはり休憩も重要。
主要な美術作品の前にはベンチがある場合が多いので、そこでゆっくりと時間を取って絵を眺めるも良いと思います。
オルセー美術館の場合は、内部にあるレストランやカフェで、上質な休憩時間を過ごすこともできます。
我が家は今回、レストラン「Restaurent Musée d’Orsay」の方を訪れてみました。天井画も美しく、まるで美術館の中で食事をしているような雰囲気のレストランです。
美術館の中にあるから、すごく高いのでは?と思われるかもしれませんが、意外と外のレストランと比較してもリーズナブルですし、こどもメニューもありますので、機会がある方は是非試されてみてくださいね。
カフェ「The Café Campana 」の方も、オルセー美術館のシンボルとも言える大時計の裏側にあるカフェで、とてもフォトジェニックですので、是非訪れてみてくださいね。今回もコラムを読んでいただき、有難うございました!
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Written by NAOKO(フランス)