Bonjour! フランス在住のFamily Journey1.2.3代表・グローバル親子コミュニケーションコーチのNAOKOです。
海外駐在の決定はある日突然訪れるもの。多くの方は準備する十分な余裕も情報もなく、慌ただしく出国し、まずは環境に慣れるのに精一杯。食事一つとっても、旅行と住むとでは大きく違います。
日本人である私達は基本的には美味しいご飯や魚を食べたい…と思うも、まず食糧調達から思うようにいかなかったり、引っ越しにつきものの市役所関係の手続きも勝手も言語も違うので、いちいち時間がかかります。
なかなか十分な情報も集められないままに子供の学校や幼稚園を決めたものの、最初は大きく変わった環境の中で親子で苦労したり。。
病院だって、日本だったら近くの小児科に気軽に行けるのに、海外だとそうも行かなかったりすると、精神的にも疲れます。
このように、目の前のことにいっぱいいっぱいの日々を過ごし、やっと少し落ち着き、慣れてきたかなと思ったら、今度は帰国の日が来ます。
私自身は、現在夫の海外駐在に、7歳と5歳の子供と一緒に帯同し、フランスに住んでおります。駐在で来られる方と知り合いになる機会が多いのでお話を聞くと、皆さん大方このような状況です。
そして日本に帰国される時に決まって、皆さんから聞く「後悔」がいくつかあります。
多くの方はどんな後悔をするのでしょうか?どうしたら後悔しないように駐在生活を過ごすことができるのでしょうか?
後悔にはいくつかパターンがございますので、パターン別に分けてお伝えしていきたいと思います。※今回は特にお子さんがいらっしゃる親御さん向けの記事となります。
例えば住んでいる場所が日本人が多い地区だったり、お子さんが日本人学校・幼稚園などに通われている方の場合、このような後悔をお持ちの方が多いように感じます。
お子さんは学校ではほぼ日本語。放課後や土日に遊ぶ友達も日本人。家庭も日本語。親も近くに住んでいる日本人や、学校の親と仲良くすることが多い。
治安などの理由で、子供だけで自由に遊びに行くことはできない国の方が多いので、親が意識をして視野や行動を広げないと、日本にいるよりも狭い世界の中で生きる可能性があります。
海外に行けば、現地の文化が理解できたり、言語ができるようになると思われる方は非常に多いのですが、それは大きな間違いです。
確かに挨拶だったり、スーパーマーケットやカフェで注文はできるようになりますが、それ以上のことについては、ちゃんと「コミュニケーション」を学んでいないと上達しません。
実際、私自身も小学生の頃、中国の上海に住んでいましたが、日本人の居住区に住み、隣に日本人学校があり、という環境でしたので、中国人と個人的に仲良くした記憶はほとんどありません。
中国人のお手伝いさんがいましたが、「谢谢(ありがとう)」ぐらいしか言ってなかったですし、お店に行った時に「多少钱?(これいくらですか?)」と聞いていた記憶しかありません。
その後大学時代に、日本で出会った留学生のお陰で、自分が中国のことを何も知らないことが恥ずかしくなり、個人的に留学をしたので、今でこそ中国語は話すことができるようになりましたが、当時は本当に何もわからず日本に帰国して、「私は帰国子女なの?」状態でした。
しかし、日本人の環境に普段は身を置いていても、「コミュニケーション」を学び、家庭や現地の人との「コミュニケーション」を積極的にできている人は、日本にいるのとは全く違う、現地だからこその経験をすることが、本人もお子さんもできています。
例えば、日々の何気ない生活の中でも、現地と日本の違いについて家族で考えて表現する機会を作れていたり。親が現地の人と仲良くなって、子供同士を遊ばせたり、お泊まり会をしたり、誕生日会を開いたり、現地の習い事をしたり。
フランスであれば、美術館が開催するワークショップなども沢山あるので、積極的に参加していたり。
親がコミュニケーションを学んで、常に家族で考えて表現する環境を作り、現地の人と積極的にコミュニケーションができていれば、後悔をすることはありません。
無理やり英語や現地の言葉のレッスンを受けさせても嫌いになる可能性もありますが、コミュニケーションを学べば、言語を学ぶこと自体が楽しいと思うようになります。
これから海外駐在を控えていたり、すでに海外駐在生活を始めているけれども、なかなか上手く行っていないという方は、是非ご相談ください。
私自身が海外と日本で教育を受け、海外と日本で子育てをしてきたからこそ、お伝えしたい、ご家庭でできるグローバル共育。
ご興味ある方は、グローバル親子コミュニケーション【期間限定・無料体験会】でお会いしましょう。ご予約はこちらから。
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また、Family Journey1.2.3のサイトでは、グローバル親子コミュニケーションを通して、日常生活を楽しく学びにするヒント、フランスのバカロレア・トップの学校に通っている我が家の子育てなどについて、お伝えしています。
それではまた次回のPart2のコラムでお会いしましょう!Bonne journée!
Written by NAOKO(フランス)