Bonjour! フランス在住のFamily Journey1.2.3代表・グローバル親子コミュニケーションコーチのNAOKOです。
これまで「広がる格差社会に立ち向かえる子」を育てる親子コミュニケーション3つのポイントのうち、①「人に負けない「強み」を伸ばしてあげる親」、②「本当に大切なことが分かる親」についてお伝えしてきました。
今回は3つのポイントの3番目である「『選ぶ力』を育てる親」についてです。
「選ぶ力」を育てるとはどういうことでしょう。それは日々のお子さんとのちょっとした過ごし方を変えるだけで、伸ばすことができます。
例えば、毎朝お子さんを幼稚園や学校に送り出すまで、どのように過ごされていますか?
グローバル親子コミュニケーションのレッスンを受講始めたばかりの受講生さんからは、
「もうとにかく時間もないですし、子供は自分で動かないし、戦争状態ですよ~!」なんていう声がよく聞こえてきます。そうした方によくよく話を聞いてみると、
「朝起きる」
「服を選ぶ」
「食事を用意する」
「忘れ物がないかチェックする」
「髪型を整える」
「上着を着る」
などの1つ1つの行動を、全部「親」がやっているケースが多いのです。
親が子供に対して、「やってあげ過ぎる」「行動を親が選びすぎる」とどうなるでしょうか?
子どもの頃から自分で考え、「選ぶ」訓練をする機会を奪ってしまうと、
「自分は何が好きなんだろう?」
「どうやって行動したら上手く行くんだろう?」
が分からないまま成長し、なんとなく周りに合わせる習慣がついてしまいます。一度に全部を任せるのは、年齢によって難しい場合もあるかもしれませんが、
「自分で目覚ましをかけて、朝起きる」
「服を自分で選ぶ」
「何を食べるか考える」
「髪型をセットする」
「今日の天気や気温を自分で確認して、上着を準備する」
できることから少しずつ子供に任せていくと、子供の選ぶ力を高めてあげることができます。
「え~?でも子供が自分でやりたがらないし・・」という声が聞こえてきそうですが、今までと同じコミュニケーションを取っていると、やりたがらないかもしれません。
そんな時に大切なのが、グローバル親子コミュニケーション。子供のやる気の引き出し方を学ぶことが重要です。
最初は時間がかかるかもしれませんが、慣れてくると、親がやってあげていた時よりも格段に時間が早くなりますし、「もう早くして!何してるの!」というイライラも減ります。
まず、洋服、靴、カバン、文房具、本、おもちゃなど、子どもの身の回りの物も、できるだけ子どもに選ばせましょう。
親の予算もありますので、事前に金額も相談して子どもに選ばせてみると、親が決めて購入していた時には気づかなかった子どもの個性が見えてきます。
特に日本人のご家庭で多いのが、兄弟や姉妹で可愛いお揃いのお洋服を着せたくて、親がいつも洋服を買って、朝も毎日準備してあげているパターンです。
そもそも私がいるフランスの普段の生活で、兄弟や姉妹でお揃いの服を着ているのをあまり見たことがありません。それは「個人」の「好き」を大切にしているからだと感じています。
兄弟や姉妹は同じ家庭で育っていても、全然異なる「人」です。本来は、お揃いの服を好むはずがありません。
「親が着てほしいと思ってるから」
「服は親が選ぶのが当たり前だと思っているから不思議に思わない」
お子さんがどのように思っているかはそれぞれですが、どんな理由であれ、「選ぶ」ことを親に任せていると、将来大事な場面で、自分にとってベストな選択ができません。
特にこれから広がる格差社会。これまでお伝えしてきたように、
「人とは違う自分の強みを知っていること」
「無数にある情報の中で、本当に大切なことを理解していること」
その上で、自分にとってのベストを選んで、実行していくことが非常に大切になります。
私がフランスから世界のママにお届けしている「グローバル親子コミュニケーション」を学ぶことで、お子さんが「世界で生きる為に本当に必要な力」を、引き出してあげられる親になることができます。
これらの力は、実は「幼児期」に育て始めることが一番効果的です。大人の脳の90%は、6歳までに完成すると言われているからです。
私自身が海外と日本で教育を受け、海外と日本で子育てをしてきたからこそ、お伝えしたい、ご家庭でできるグローバル共育。ご興味ある方は、グローバル親子コミュニケーション【期間限定・無料体験会】でお会いしましょう。
ご予約はこちらから:https://family-journey123.com/globalfamilycommunication/
公式instagram:https://www.instagram.com/familyjourney123/
また、Family Journey1.2.3のサイトでは、グローバル親子コミュニケーションを通して、日常生活を楽しく学びにするヒント、フランスのバカロレア・トップの学校に通っている我が家の子育てなどについて、お伝えしています。
それではまた次回のコラムで!Bonne journée!
Written by NAOKO(フランス)