Bonjour! フランス在住のFamily Journey1.2.3代表で、グローバル親子コミュニケーションコーチのNAOKOです。
夏のバカンス中に日本に一時帰国をした時に、日本の友人から「フランスって子育てしやすいんでしょ?」とよく言われました。
日本人の持つ「フランスの子育てのイメージ」は、子供がいても女性はキャリアを築くことができるし、保証制度もしっかりしている、周りの人も子供に優しいといったものが多いようです。
しかし、実際にフランスのパリに住んで子育てを2年間してみて感じたことは、そのイメージは間違っているわけではないですが、すべてが正解でもないということです。
日本において「フランスは女性でも子育てと仕事が両立できている素晴らしい社会!」ともてはやされることが多いではないでしょうか。
実際、フランスでは子供を産んだ後も働いている女性は非常に多く、女性の就業率は85%以上と言われています。
出産後、2,3か月で職場復帰する人が多いですが、彼らが喜んで復帰しているかというと、必ずしもそうではないようです。
フランスでは女性が働くことが当たり前とされており、働いていないことに対して厳しいことを言ってきたり、冷たい視線を浴びせたりする人もいると言います。
「働いていない=納税していない=社会に貢献していない」という発想の人が多いという話も聞きました。
つまり、キャリアを築きたい女性もいるとは思いますが、「女性も働くべき」という社会的圧力が強いことも大きく関係しているようです。
私のフランスの友人も、「もっと子供と一緒にいたいし、仕事したくないけど、職場復帰しなきゃ…」とため息をついていました。
その点、日本は社会の風潮として、専業主婦を選択することもまだ認められていると思います。
また、反対に「キャリアを築きたい」とか、経済的な理由などで働くことを選択することもできます。
そういった意味では、選択肢は日本の方があるかもしれないと思いました。
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