学校の構内でビーチテニス
ブラジルでビーチテニスを体験
Olá! ブラジル・サンパウロ州在住のHIROMIです。この前、娘が通う学校でビーチテニスを夫と体験してきました。
ビーチテニスは、1987年にイタリアの北東部に位置するエミリア=ロマーニャ州ラヴェンナ県で創設されました。1996年、このスポーツはプロ競技となります。
ブラジルには2008年にリオデジャネイロ州に到着し、それ以来、ビーチテニスはブラジル国内の沿岸都市に急速に成長していきました。
ITF (International tennis federation) によると、現在ブラジルはこのスポーツを生み出したイタリアに次いで、世界で2番目に普及率が高いとのこと。
ビーチテニスはバドミントンやバレーのようにバウンドをさせず、相手チームのコートにボールを落としたら得点が入る競技です。砂浜でプレーするため、腰や膝への負担が軽く、怪我がとても少ないと言われています。
そのため、シニアの方や小さな子どもも安全にプレーできることで競技者の年齢層が幅広く、男女問わずに人気があるんですよ。運動神経がまぁまぁな私でも、プレーを楽しめます。
コートサイズは8m×16m、ネットの高さは1.7mで、ビーチバレーコートのネットの高さを変えれば併用できる
このようにブラジルで人気のビーチテニス、現在は約110万人以上のプレーヤーがいると推定されています。
プレーに使うラケットの値段はピンキリで、良いものだと1,000〜3,000レアル、日本円で約3万〜9万円と高いため、ヨーロッパで購入してくる人も多いとか。
私が教わった先生はプロとしてメーカーと提携しているため、ブラジルのメーカーのラケットを生徒たちに使わせています。
ビーチテニスは沿岸沿いだけではなく、内陸部でもプレーする人たちが増えてきて、アパートメントやコンドミニアムの敷地内、学校構内でもビーチテニス用コートが作られています。
画像右のように、砂浜ではないコートでも、ネットの高さを変えてプレーをしているクラブもあるようです。
ブラジル人はビーチが大好きで、週末や休みの日になると車で海へ向かう人が多く、海の近くにアパートメントや一軒家を別荘として持ち、週末だけ滞在する人もいいます。
しかし、海へ向かう道は渋滞がひどく、車が徐行、停車をしているところを狙う強盗も多いため、ビーチに行くのを避ける人もいます。
それが近年では、郊外のコンドミニアム内に人口ビーチができ、わざわざ海へ行かなくても良くなってきています。
ブラジルでは年末年始や年越しにビーチで過ごすことが人気なのですが、やはり混雑し、スリや強盗が多いため、一部のみですが、プライベート人口ビーチで過ごす人たちもいます。
そんなビーチ大好きブラジル人のために、現在サンパウロ市内に人口ビーチクラブが建築中です。
ブラジルですからいつできるのかまったくわかりませんが、個人的に注目しているクラブなので、工事の様子をチェックしながら完成を楽しみにしています。今回も最後まで読んでくれてMuito obrigada!
Written by HIROMI(ブラジル)