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念願の多拠点ライフ!3ヶ月間に3カ国でビジネス&子供たちは学校へ

2023年9月27日
宮下なみ子 (ジョージア)

フィリピンの地方都市。小さい街だから海が近くて物価も安く、ここは治安もいい!

子供の夏休みはフィリピンと日本へ!

გამარჯობა!!(ガマルジョバ!こんにちは!)トルコの北隣・ジョージア(旧グルジア)に家族で住む私たち。オンラインを中心に仕事をしているので、場所や仕事時間は比較的自由です。

いわゆるノマドワーカー的な旅暮らしも可能ではありますが、私には小学生の二人娘がおり、学校に通う必要があるので旅暮らしをするつもりはありません。

そんな私たち家族が住むジョージアの夏休みは長く、6月中旬から9月中旬と実に3ヶ月間!

この長すぎる夏休みを活かして、今年は念願の多拠点ライフを始動させました。行き先は、まずフィリピン!

フィリピンが英語留学で有名なのをご存知でしょうか?破格で質の良い英語教育を受けることができます。

日本から近く、時差もわずか1時間。キリスト教なので日本と文化的差異もさほど感じず、ビザもゆるい。子連れ教育移住や海外移住初心者なら、フィリピンがベストだと思います。

長らく厳しいコロナ規制が施行されていましたが、ようやく撤廃されたので、フィリピンで2ヶ月プチ英語留学し、ついでにその後3週間日本で過ごすことにしました!ジョージア移住後初、2年3ヶ月ぶりの日本です。

単純にプチ英語留学&一時帰国でも良かったのですが、ビジネスが趣味の私としては「それだとつまらない・もったいない」と思ったので、フィリピン下見ツアーを企画し、「海外移住したい、英語留学してみたいけど…」という家族を募りました!

 

フィリピン下見ツアー開催、サマーキャンプに参加!

フィリピンではたくさんの家族と楽しく貴重な時間を過ごしました!

初の試みでしたが、ありがたいことに老若男女20人以上のファミリーが集結!何組かに分かれて、移住に必要なポイントを効率良くイッキ見していただきました。

具体的には、高セキュリティの賃貸アパート、子供が通う学校、市場やショッピングモール、病院などの見学です。車で回るので無駄な時間も極力省き、そして昼食・夕食は美味しいお店にご案内というオマケ付き。

旅行でもそうですが、リサーチなしで美味しいお店に出会うのは難しいです。いえ、リサーチしても難しいですよね。時間もとてもかかります。

これは私の持論ですが、自力でリサーチしつつ、それに並行して、得意な人・プロに任せた方が絶対に得です。私も過去に2回、自力でフィリピンの下見を行いましたが、笑っちゃうくらい散々な結果でした。餅は餅屋というわけです。

フィリピンで就労可能なビザを持ってない場合、こういったビジネスを行うことは違法ですが、私のパートナーは日本人ながら永住ビザを持っているのでビジネスを行うことができます。

彼は10代の頃からフィリピンに住んでダイビング&ネイチャーツアーを自営しているので、英語に加えて現地語もペラペラ。その人脈と経験も下見ツアーに盛り込みました。

また、フィリピン滞在中のうちの娘たちは、下見ツアー参加者と一緒に現地校のサマーキャンプに通いました。モンテッソーリ教育を行うのびのびとした校風で、本当に良い夏を過ごせました。

 

2年ぶりの日本、そして“日本にお試し留学”。子供たちの反応は…?

日本を堪能してきました!

フィリピンで濃厚な2ヶ月間を過ごした後、日本に帰国し、3週間過ごしました。そして、日本の公立学校に5日間通うこともできました。

長女は3年生の1学期まで日本の学校に通っていましたが、次女は人生初の日本の学校。夢だったランドセルを背負って元気に登校しました。

長女は日本で暮らしていた頃不登校気味だったので少し心配でしたが、杞憂でした。海外生活を経て、彼女はとても明るく強くなりました。

日本で友達同士のちょっとした行き違いがあっても、「え?なんで謝るの?平気平気!気にしないで!」と明るく返答できるようになっていて、成長を感じました。

久々の日本、久々の親族・友人、美味しい和食。でも実は、帰国前の私の中には少し不安がありました。それは、子供たちが「もうジョージアに帰らない!」とならないかということ。

また、私自身もジョージアが初めての海外移住だったので、「やっぱり日本がいい」と心変わりしないか、自分自身にも不安がありました。

ところが、実際に日本に帰ってみた正直な感想は「意外と普通」でした。

良く言えばニュートラル、それよりもひどい蒸し暑さと街中のアナウンス音声のうるささ、デカデカと掲示された看板や注意書きに頭が痛くなりました。

子供たちもそれは感じていたようで、日本と同じくらいジョージアも好きで、祖父母とのしばしの別れに涙を流しつつも、すんなりと帰国しました。

 

子供も自分も確実に生きる力が付いていると実感

ジョージアに戻ってバザール(市場)へ。キス&ハグで再開を盛大に喜んでくれる

この3ヶ月間、大人たちは3つの国でビジネスをし、子供たちは3つの国の学校に通いました。

この経験で思うのは、「仕事と学びはどこででもできる」ということです。人との縁も、メールやビデオ通話を使えば、途切れることなく繋がり続けることができます。

ですが、「気候」と「環境」と「食」、これはその地に行かないと得づらいですし、私たち人間はこれらに大きく左右されます。特に成長期の子供にとって、食は重要です。

現在9月のジョージアは、毎日がカラリとした秋晴れで気持ち良いです。そして、野菜と果物が安くて美味しい!

日本、フィリピン、ジョージア、それぞれ良い部分と足りない部分があり、「この国が世界一!」と断言できないのが悩ましいですが、この3つの国をお手玉のようにグルグルと回すことで、自分達にフィットする環境を構築することは可能です。

この夏はその試運転をしてみて、非常に有益な夏となりました。そして、娘たちも私自身も、確実に生きる力が付いてきていると改めて感じました。

来月の10月はジョージアで下見ツアーを行い、そして年末年始は再びフィリピンで親子向けイングリッシュキャンプを企画しています。多拠点ライフ・多拠点ビジネスを実現し、それを他の方にもシェアしたい所存です。

次回は、フィリピンでのプチ移住&短期英語留学の内側をご紹介します。それではまた!

Written by 宮下なみ子(ジョージア)

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