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20年間の海外生活で現地調達するようになったもの、日本からの調達が必要なもの

2024年1月6日
杏子スパルディ (インドネシア)

お気に入りの現地調達の基礎化粧品たち

日本から持ち帰るものはどんどん少なく

私事ですが、2023年は海外生活20周年を迎えた特別な年でした。高校を卒業後のアメリカ留学からはじまり、今では人生で日本で過ごした年数よりも、海外で暮らしてきた年数の方が長くなりました。

海外生活が長くなるに比例して、日本に一時帰国の際に買って帰るものがどんどん少なくなってきました。

その逆も然りで、日用品はインドネシアスタンダードになっているため、日本に帰る際には「こちらから常備薬や基礎化粧品を持って行かないと、日本では手に入らないかも」と不安に思うほどです。

今回のコラムでは、この20年間の海外生活で現地調達するようになったものと、まだまだ日本からの調達が必要なものについて書いてみたいと思います。

20年前にアメリカで海外生活を始めた頃は、渡航時の持ち込みの荷物と船便で、基礎化粧品、お茶、調味料、お菓子、雑誌など、当時の必需品を日本から持ち込んでいました。

若さゆえか、現地で売られている化粧品を試してみたくなり、基礎化粧品やメーク用品はすぐに現地でいろんな化粧品をドラッグストアやデパートなどで買って試すようになりました。

十代~二十代前半という時期もあり、合わない化粧品で失敗し肌荒れを度々起こしながらも、アメリカ生活終盤頃には、定番の化粧品を現地調達するようになっていました。

食品も、アジア人が多く住む地域に住んでいたので、現地のアジア系スーパーマーケットで購入するようになり、日本から持ち帰るものはどんどん少なくなっていきます。

 

ドラッグストアで基礎化粧品が入手できる

インドネシアへの移住をした頃にはすでにアメリカ生活で日用品の現地調達に慣れていたので、日本から持ち込んだものはぐっと少なくなりました。

それでも初めて暮らす国だったので、数か月分の基礎化粧品などは持ってきていました。

やはり当時の若さと持ち前の丈夫な髪や肌のおかげか、インドネシアでもスキンケアやバス用品はすぐに現地の商品に興味を持ち、スーパーなどでいろんなものを試すようになりました。

すでに学生ではなく、社会人として現地就職をきっかけに来ていたので、なんとなく家族に日本のものをインドネシアまで送ってもらうこともしたくなかったという理由もあったかもしれません。

インドネシアで二十代を終わり、三十代ももうすぐ終わる年齢になった私は、現地のドラッグストアなどで買えるローカルブランドや、お隣の国マレーシアのブランドのアンチエイジングラインがお気に入りで愛用しています。

インドネシアのブランド、同じアセアンのマレーシアやタイ、シンガポール産、そして同じく近いオーストラリア産の基礎化粧品など、いずれもドラッグストアで購入しています。

 

今でも日本からお取り寄せしているものは?

上:年に数回開かれるバザーの様子、下:バリ生島商店の発酵食品

また、日系スーパーや、在住日本人の方々が販売している商品に助けられています。

バリ島に住む日本人女性たちが経営するブランドが集まるバザーが定期的にジャワ島の首都圏にやってくるのですが、会場は毎回在住日本人でにぎわいます。

そこで売られている商品はオンラインでも購入できるようになったので、発酵食品、衣服、アクセサリー、化粧品などでお世話になっています。

逆に今でも日本からお取り寄せをしているものは、書籍と手帳です。

電子書籍が苦手で、本は紙で読みたいので、ここ数年は年に二回ほどアマゾンで書籍を注文しています。

手帳も生活と仕事に欠かせないアイテムですが、紙質や製本の質が日本のものはとても良く、一度はインドネシアのものを買いましたが、また日本の製品を使うようになりました。

駐在などで期間が決まっている場合、現地で合う商品と出会っても、日本帰国後、または他の渡航先で逆に入手が難しくなることもあるかもしれません。

でも、ずっとインドネシアに暮らす私のような永住組には、現地で自分に合うお気に入りを見つけることは、楽しみであるだけでなく、必要なことでもあるかもしれません。

今年もインドネシアの様々な魅力を発信していきます。各国にお住まいの世界ウーマン読者の皆様、どうぞよろしくお願いします!

Written by 杏子スパルディ(インドネシア)

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