Bonjour! フランス在住のFamily Journey1.2.3代表でグローバル親子コミュニケーションコーチのNAOKOです。
世界のニュースを見ることはあっても、遠い国では「なんだか難しい」「イメージが湧かない」と思う人が多いのではないでしょうか。
現在、多くの日本の学校で受験の際に、「最近気になったニュースは何ですか?」と聞かれるケースも少なくありません。
直前になっていきなり練習をしようとしても大変ですが、日頃からアンテナを張って、少しずつ親子で会話をしておけば、いざ聞かれた時にも怖くありません。
最初は難しく感じるかもしれませんが、少しずつ始めてみると意外と難しいことではありませんし、何よりも視野が広がります。
我が家にも7歳の息子と5歳の娘がいますが、年齢が小さくてもその子のレベルに合わせて練習をすることができますし、普段から会話をしてるので不安はありません。
そして何よりも親子だからこそ、時間に関係なく、塾に行かなくても勉強することができます。
それでは実際のニュースを見ながら、考えてみましょう。例えばNHK NEWS WEBの文章を一部抜粋すると、
・・フランスではことし1月、マクロン政権が年金の支給を開始する年齢を現在の62歳から64歳に引き上げるなどとした制度の改革案を示したのに対し、労働組合側が激しく反発しています。・・・
と書いてありますが、これではイメージが湧きませんね。
それでは、お子さんとも話しやすいように、できるだけ簡単な言葉を使って、子供にも想像しやすいように説明してみるとどうなるでしょうか?
今まで62歳から年金をもらえていたのに、64歳にならないともらえなくなるとフランスのトップのマクロン大統領は決めました。
「早く仕事をやめて、お金がほしかったのに…」と思った人たちは、怒りました。
例えば、空港で働いている人達が「怒ったからもう今日は仕事をしない!」とストライキをすると、どうなるか想像できますか?
もちろん、飛行機は飛びません。旅行するために空港に行った人たちは飛行機に乗れないので、せっかく楽しみにしていた旅行ができません。
電車を運転している人も「仕事をしない!」とストライキをすると、どうなりますか?もちろん電車は動かないので、会社に電車で行くパパやママも困ってしまいます。
学校の先生が「仕事をしない!」と言えば?子供達は勉強をすることもできません。
私にとって一番大変だったのは、ごみを片付けてくれる人が「仕事をしない!」となった時です。普段歩く道がごみ袋の山だらけだったらという状況を想像できますか?
3月のパリは、まさにごみだらけ。ごみ山のそばを毎日通って学校に行かなければならないとしたら、どう感じますか?
デモもたくさんありました。怒った人たちが、町中を歩き、時には物を燃やしたり、壊したりするのです。
デモがある時には、事前に「デモがここでありますよ」と発表されるので、そういった場所には行かなければ安全ですが、テレビで実際の状況を見るとそれは怖い状況でした。
今のところある程度平穏になったように感じますが、これからもデモはまだ計画されているようです。
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