こんにちは!野田リエです。前回の記事では、プロベーション・ピリオド(probation period)と呼ばれる仮雇用期間、そしてその期間を有効活用するために取るべきアクションをお伝えしました。
「それらの対策について掘り下げて欲しい」というリクエストがあったので、今回はそれにお応えしていきたいと思います。
まずはじめに、雇用側に対するあなたの現在のマインドが下記のどちらに当てはまるか、ちょっと考えてみてください。
①最終的に先方の判断で雇用されたのだから、社員ひとりひとりが気持ちよく働けているかを把握して環境改善に務めるのは、一重に雇用側の責任だと思う。
②雇用されても、実際に働いてみて初めて見えてくる面がお互いに出てくる可能性はある。気持ち良く働くために、建設的な話し合いができる職場か見極めたい。
いかがでしょうか?一番目は雇用側に対する期待が高いですよね。文句のつけようがない職場環境であれば問題ありませんが、そうでない場合に不満が募りやすい傾向にあります。
二番目は、働き始めてから想定外のことがあってもおかしくないと、もしもの時を考えて先手を打っておきたいタイプですね。
これは恐らく、経験した転職の回数に左右されるかと思います。駆け出しの頃はとにかく分からないことが多いですし、大半の方々が①に近いマインドのはず。転職を経験することによって、そして回数を重ねる毎に考えは変わるでしょう。
では、「雇用された後に後悔しない転職」にするために、何をすれば良いか詳しく見ていきましょう。
おさらいになりますが、仮雇用期間を活かしきるための具体的な対策として下記の3点を挙げました。
注意を受けた時なども、納得できなければ説明を求める。分からないままうやむやにするのが一番危険。
先方が記録してくれているとアテにしない。自分で記録を残しておくことで、先方の認識に誤りがあった場合に訂正しやすい。
お互いサポートし合える関係にある人を見つけられるとベスト。
正直、わたしは仮雇用期間に限らず、職場環境は自分の選択次第で良くも悪くもなると思っています。限られた期間の中で悔いのない結果を出すには、意識して自分から歩み寄る必要があります。
カギは、相手が自分の一挙手一投足を見てくれていると過信しないこと、そして思い通りに行かないことがあっても腐らず活路を見出す姿勢でいることです。
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