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18万5千人入場で大盛況!南米最大の日本まつり in ブラジル

2023年9月4日
HIROMI (ブラジル)

日本まつりの目玉ともいえるミス日系コンテストの様子。写真提供: Kendi Yamai(司会)

「第24回日本まつり」が開催!

Olá!! ブラジル・サンパウロ州在住のHIROMIです。

先日一年ぶりの一時帰国をしていましたが、涼しいと思っていた故郷青森が連日35度超えと異常な暑さで参ってしまいました。東京の方が涼しいなと感じてしまったくらい。

ブラジル南部ではサイクロンが発生し、地球の異常気象を感じた7月と8月。

さて、暑い日本へ出発する前の7月7日から9日、サンパウロ市ジャバクアラ区のサンパウロ・エクシビション&コンベンション・センターで「第24回日本まつり」が開催されました。

日本まつりは昨年も開催されましたが、ようやくパンデミックが落ち着いてきた時で開催2ヶ月程前から準備をし始め、バタバタな開催となりましたが、今年は半年以上前から毎月定期会議を行い、万全な体制で準備することができました。

日本まつりは、ブラジル日本都道府県人会連合会(県連)が主催しています。

ブラジルは世界で唯一、47都道府県人会が揃っている国であり、私も青森県人会の役員なので定期会議に参加したり、お手伝いをしたりしました。

会議は全体の士気を高めるのはもちろんのこと、昨年の失敗の報告から今年はどうすべきなのかプラスな意見などもあり、ブラジルでのイベント運営の勉強になりました。

 

日本まつりのテーマは「もったいない」

AKIBAスペース、郷土県産品展スペース、郷土食スペースの様子

イベントのすべては「テーマ」で決まるといいます。今年の日本まつりのテーマは「もったいない」でした。

日本で行われている3R(リデュース:ごみの減量、リユース:再使用、リサイクル:再利用)活動を来場者に紹介し、「次世代を担う日系人、ブラジル人青年たちに日本の良い伝統文化を伝えることが目的だ」と県連の市川利雄会長は日本まつりの開会式で述べました。

当日は、サンパウロ州知事や駐ブラジル日本国特命全権大使も慶祝のために会場へ来られていました。

冒頭に日本まつりはブラジル日本都道府県人会連合会(県連)が主催と書きましたが、各県人会は郷土食エリアで出店し、初日から最終日まで大盛況!

今年は39県人会と7つの福祉団体が出店し、我が青森県人会は、りんごをメインにジュース、アイスクリーム、カクテルなどを販売しました。2日目の土曜日の午前中に売り切れになった品もあります。

会場にはAKIBAスペースも設けられ、今や全世界共通語となった「Kawaii」がたくさん売られていました。

カワイイもの好きな私の娘にとっては天国のような場所だったようで、これから日本へ行くというのに沢山のKawaii雑貨を祖父母におねだりをし、買ってもらっていました。

そして、今年は郷土県産品展スペース、各県の文化紹介ステージも設けられ、私は文化紹介で30分間のスピーチと演奏をさせてもらいました。

その中で自分で作成した青森県の四季折々の動画を視聴してもらいましたが、皆さんが興味を持ったのは「雪灯籠まつり」のかまくらでした。

サンパウロ市は雪が降らない地域なので珍しさもあるのですが、「とても幻想的だ!」と皆さん興味を持ってくれました。

 

大人気YouTubeチャンネルで林檎を宣伝!

サンパウロ州知事が青森県人会の林檎ジュースを試飲する様子やメインステージの様子など

日本まつりでは「YouTubeを観たよ!」と声をかけられることが何度もあり、「どのYouTube?」と思っていたら、ブラジルで大人気の日本人×ブラジル人YouTuber夫妻 @OlaGUTI のチャンネルに私が出ていました。

ご夫妻とご縁があり、青森県人会が販売する林檎の宣伝をさせてもらったのですが、それを観てくれたようです。宣伝効果は抜群で、たくさんの方々が林檎と林檎アイスクリームを購入していってくれたそうです。

「そうです」というのは、今年の日本まつりでは私は県人会ブースではなく、県連が管理するVIPルームでおもてなしをしながら、開会式で華を添える着物ガールたちのお世話係やメインステージ出演などをしており、県人会の現場を見ることができなかったのです。たまーに顔は出してましたが、皆さん凄く忙しそうでした。

そんな忙しいところに、偽物?のボランティアが各県人会のブースに来て、情報を錯乱させるという事態もありました。

私達はWhatsAppというメッセージアプリでグループを作っていて、何かあるとチャットで確認をすることができるので、間違った情報はすぐに取り消すことができましたが、「一体なんだったのだろう」と今でも思います。

初日から最終日まで大盛況でした!

また、数年前のコラムになりますが、お客さんとして会場に来られていた世界ウーマンコラムニストの岩井真理さんのコラムも読んでみてください。

最後となりますが、ブラジルで日本文化に興味を持つ人たちがたくさんいることは、日本で育ってきた日本人としてとても光栄なことだと思っています。

ブラジルでは今回書いた日本まつりだけではなく、さまざまな場所で日本文化イベントが開催されています。

私が関係するものでは、東北・北海道まつりや、私が共同主催で行う灯籠流しのイベントなどがあります。運営は大変ですが、仲間たちと一緒に何かをするのはとても楽しいです。

とにかく無事に終わった、大忙しで大盛況だった日本まつりの様子は以下のサイトから詳しく読むことができます。それでは、Ate Mais!! Tchau!!!

日本祭り、大盛況の食事広場!=県人会自慢の郷土食に長蛇の列 

県連日本祭り=18万5千人入場で大盛況=サンパウロ州知事や林大使も慶祝

Written by HIROMI(ブラジル)

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