今年ももう12月。日本は年末、外資系などは年度末が12月が多いので、今月人事考課・レビューをしている会社も多いのではないかと思います。
私のクライアントさんは将来的に海外転職を目指している方が多いのですが、海外駐在を目指したいという方も一定数います。
それでは、海外駐在を目指すためにどう動いたら良いのでしょうか?
それにはまず、年末や年度末に行われる「人事考課」のタイミングを逃さないようにすることです。
何事も、まずは自分がしたいことを発信しないと伝わらない、ダメもとでも自分の計画していることを伝えないとわかってもらえないものです。
実は結構私のクライアントさんも「今の会社に海外に出たい気持ちを伝えるのは難しい」「海外駐在はハードルが高そうだから」と、最初から諦めてしまっている人も少なくありません。
「話したって、超ドメスティックな上司はわかってくれない」など、色々とハードルが高いことを並べます。
特に、勤続年数が浅い方の場合、上司への伝え方が難しい、人事担当者との距離を遠いと思っている人も多いように感じます。
海外を目指すために今の会社に入ったという人は、海外駐在を狙うために自分の思いを伝え続けることが大切です。
一番自分の思いを伝えるのに良いチャンスが、年末・年度末の「人事考課・イヤーレビュー」のタイミングだと思います。
それには日頃から良い評価をもらえるように日々の仕事に邁進すること、そして、その結果を元に自分は海外で働きたいという意思を伝えることです。
そして、「なぜ海外なのか、海外の支店で何ができるのか、どう貢献できるのか」を伝えることです。伝えなければ何も始まりません。
しかしながら、言い続けただけで会社がそう簡単に海外へ送り出してくれるわけではないことも知った上で、行動することです。会社は相当な費用を出して、あなたを会社の代表として送るわけですから。
海外駐在を実現するためにどんなことをしたら良いのか、社内でどんなキャリアを積んでいったらチャンスがあるのかを早めに知っておくことだと思います。
ですが、日本人はディスカッションをするカルチャーで育っていませんので、自分の気持ちや意見を伝えるのに躊躇する人が多いのも実情です。
その昔、私自身もそうでした。入社して数年経っても、海外に出たい気持ちを会社の上の人に伝えることがなかなかできませんでした。
香港で転職したいという気持ちがはっきりした時には、なぜかはっきりと自分の意思を伝えて、社内で話を通してもらった記憶があります。
ここで言うと、「自分の意思がはっきりとしていること」が大事だと思います。
私のように、駐在という道ではなく、同じ会社で異動できるようにしてもらうというのも、ありだと思います。
会社の規模や海外のグループ会社の数にもよると思いますが、就労ビザのハードルが高い国々の場合は、駐在ではなく、一旦今の会社を退職して、海外の現地法人へ再入社するという方法があります。
この方法はあなたにとっても、会社にとっても恩恵があります。
会社のことを理解していて、すぐにでも即戦力として働ける人がいれば、就労ビザのサポートをしたとしても、お互いにとって良い結果になると思います。
ぜひあなたも「人事考課・イヤーレビュー」のタイミングを逃さずに、自分の海外への思いを伝えてください。
Written by ブレナー真由美(アメリカ)