一時帰国といえば、地元に帰ることが多いでしょうか。
福岡出身の私ですが、もしかしたら地元の博多より足を運んでいるかもしれないのが富山。
九州出身の私は日本に住んでいた頃は北陸へ行ったことがなく、初めて行ったのは30歳を過ぎてからでした。それ以来ハマってしまい、可能な限り足を運ぶようにしています。
私はオランダに住んで5年目になりますが、今回の富山滞在で感じたのは、富山とオランダが結構似ているということ。
今回は、私の見つけた「富山とオランダの共通点」について書いてみたいと思います。
オランダの気候はケッペンの気候区分ではCfb、温暖帯に属します。日本の日本海側の気候がこの気候に似ているそうです。
年間平均気温のグラフを並べてみると、以下の通り。
確かに山型の感じが似ています。
ただし富山の方が全体的に暖かいので、オランダから来ると暖かく感じます。オランダの寒さに慣れていると、本当に過ごしやすいです。前回滞在していたのは10月末ですが、富山ではまだコートなしで過ごせていました。
富山県の県の花はチューリップ。オランダと気候が似ていることからチューリップの栽培に適しており、富山のチューリップ球根の出荷量は日本一。
砺波市には、チューリップ公園という公園があり、毎年春には「となみチューリップフェア」というイベントも開催されています。
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そして、富山県には「チューリップテレビ」というテレビ局もあります。もしかしたら、富山県民はオランダ人よりチューリップ好きかも…。
こちらは、オランダのキューケンホフ公園。
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東京ドームが7個収まると言われるほど広大な面積に、約700万球根と約800種類のチューリップが植えられており、毎年3〜5月の2ヶ月間だけオープンしています。
花と高いモニュメントの組み合わせ、似ていると思うのは私だけではないはず?
富山とオランダの間には姉妹都市がなんと2都市もあります。
1つ目は、富山県砺波市とリッセ市南ホラント州 (Lisse, Zuid-Holland)。
前述のチューリップ公園のある砺波市と、オランダのキューケンホフ公園のあるリッセ。確かにこの2都市は似ていますね!
もう1つは、富山県黒部市とスドウェスト・フリースラン市フリースランド州(Súdwest-Fryslân,Friesland)。
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こちらはダム、堤防つながりでしょうか。
黒部ダムのある黒部市と締め切り大堤防(Afsluitdijk)のあるスドウェスト・フリースランは、1970年に提携を結んで以来、現在に至るまで交流を続けているそうです。
9000km以上の距離を越えて、都市と都市がつながっているのは素敵なことですね。
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(次ページへ続く)
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