調べてみると、なんとこれらのぶどう畑の歴史は西暦1世紀、つまり2000年ほどの歴史があり、土やぶどうの品質の管理は、まぎれもなく価値のあるノウハウであるということ。
「どうやって土の品質はどうやって管理しているのかな?害虫はどうやって付かないようにしているんだろう?」
などと会話をしながら、どこまでも広がる素晴らしいぶどう畑の景色と、長い間受け継がれているワインづくりの伝統と歴史が評価されていることを、話し合う良い機会となりました。
スイスやポルトガルなどにも、ぶどう畑が世界遺産となっている場所があります。
日本でも山梨県など、ワイン作りをしている場所にはぶどう畑の景色が見られる場所がありますので、ぜひ皆さんも行ってみると良いと思います。
ブルゴーニュ・ワインのシンボル「シャトー・ドュ・クロ・ド・ヴージョ(Chateau du Clos de Vougeot)」は、現在はワインの酒造をしてないものの、博物館と「ブルゴーニュ利き酒騎士団の本拠(Chevaliers du Tastevin/シュヴァリエ・ド・タストヴァン)」になっています。
ブルゴーニュ利き酒騎士団の本拠地は、世界的なワイン協会で、優秀なブルゴーニュワインの認定を定期的に行っています。
シャトー・ドュ・クロ・ド・ヴージョの周りには特急畑のクロ・ド・ヴージョが広がり、その景観の良さからも多くの人が訪れます。
この中にあるレストランで、お食事とワインをいただきました。
先程お伝えした、「シュヴァリエ・ド・タストヴァン」が認定した、ロゴがついた高級ワイン、サントーバン(Saint-Aubin)のプルミエ・クリュ(Premier Cru)を始め、4種類のワインを飲み比べました。
子供達も同じぶどうの品種を使ったジュースをいただき、なんちゃってワインの試飲を体験。
「どんなワインが食事やデザートに合うかな?」なんて会話をしながらいただいた食事とワインは、いつもより何倍も美味しく感じました。
ご家庭でも大人はワイン、子供はぶどうジュースを用意して会話をしてみると、一緒にワインの勉強ができて、子供も興味を示す一つのきっかけとなると思います。
※最後に、もちろん、ワインの飲酒年齢制限についても子供に説明しておくことが重要です。
子供と一緒にワインの勉強をする際には、飲酒ではなく、ワインの文化や歴史に焦点を当て、ワインの世界を通じて、彼らの好奇心や知識を広げることが大切ですね。
私達の経験が、皆さんの家族にとってのきっかけの一つとなりましたら幸いです。
私自身が海外と日本で教育を受け、海外と日本で子育てをしてきたからこそお伝えしたい、ご家庭でできるグローバル共育。
また、Family Journey1.2.3のサイトでは、グローバル親子コミュニケーションを通して、日常生活を楽しく学びにするヒント、フランスのバカロレア・トップの学校に通っている我が家の子育てなどについて、お伝えしています。
それではまた次回のコラムでお会いしましょう!Bonne journée!
Written by NAOKO(フランス)
1 2