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ヨーロッパの『リトル・トーキョー』ドイツ・デュッセルドルフで日本食三昧の旅!

2023年8月4日
藤村ローズ (オランダ)

「なごみ」の握り寿司(2人前)

犬も歩けば「日本人に当たる」街!?

コロナ発生以来、3年以上帰国できていない私。その間に2回の引っ越しをすることになりバタバタしていたのですが、ようやくひと段落着いたので自分達を労ってあげることにしました。

本当は一時帰国したいところですが、息子の都合と合わせると週末含め3泊4日が精一杯。

そこで、今回はお隣の国ドイツのデュッセルドルフに美味しいお寿司や日本食を食べに行くことにしました。

デュッセルドルフには約600もの日系企業があり、在住日本人数は駐在員や家族を含めて7144人、ヨーロッパではロンドンの約32000人、パリの約10000人に続いて、3番目に在住邦人の多い都市です。(2021年10月の統計)

ロンドンとパリは世界有数の大都市ですが、約60万人というドイツでも中規模の都市にこの割合の日本人が住んでいるというのは、「犬も歩けば棒に当たる」ならぬ「日本人に当たる」と言われるのも納得です。

デュッセルドルフへはコロナ前に何度か行ったことがありましたが、数年ぶりに行くと改めてデュッセルドルフの素晴らしさを実感したので、皆さんにご共有したいと思います。

ヨーロッパ、アフリカ、中東辺り在住で、「日本まで行くのは遠すぎる、高すぎる」という方にぜひおすすめしたいリトリートの旅です!

 

まさに「リトル・トーキョー」

(注)ここはドイツです

まず、デュッセルドルフの日本街は、インマーマン通り(Immermannstraße)とその周辺になります。

長さ約600メートルのこの通りに、日本食レストランや食材店、スイーツ店、そして書店、アニメ関連のお店などが立ち並び、散策や食べ歩きにぴったり。

お店の看板だけでなく、道路標識も日本語バージョンがあり、ヨーロッパの都市でこんなに日本語を見かけることはないのではないでしょうか。

Googleマップにも書かれているように、まさに「リトル・トーキョー」。ドイツ人の特に若者達も、日本文化を求めてたくさん集まってきていました。

今回滞在したのは、元ニッコーホテルのクレイトンホテル。インマーマン通りの真ん中辺りに位置し、元日系だけあってタスタブ付きなので、入浴剤を持ち込めば温泉気分も味わえます。

お向かいにはヨーロッパで大人気の日本のラーメン麺処匠の本店やとんかつ「ごん太」、徒歩1分の距離に日本食材店があり、日本気分を満喫するには最高の立地です。

部屋に荷物を置くと、さっそく日本食材店「松竹」と「大洋食品」に向かいました。この2店は隣同士にあります。

お店の外にはセール品がたくさん並んでいますし、中に一歩入るとお弁当やおにぎり、日本のパンも豊富に売っています。「ここは日本じゃない?!」と興奮する息子と私。

さらに店内を見ていると、やはりオランダの数段階上の品揃えの日本食に圧倒され、嬉しい悲鳴です。「食材を買って帰りたくなるだろう」と大きいトランクを持ってきていて正解でした。

 

他の日本食も大充実!

(注)すべてドイツで購入したものです

さて、一番の目的の日本のお寿司です。

事前リサーチにより、ランチは「YABASE」、夜は「なごみ」と決めていました。

YABASEの日替わりランチは、18ユーロ(約2800円)。オランダでも日本人シェフの寿司は食べられますが、2倍以上するのがヨーロッパのスタンダード。YABASEのランチには2日連続で通ってしまいました。

12時オープンで予約はできないので、早めの到着がおすすめです。15分前に到着したら一番乗りでした。食事が終わって出る頃には30人くらい並んでいたので、オープン時間に合わせて行くのがよいでしょう。

そして、「なごみ」はデュッセルドルフ在住のお友達の一番のおすすめで、こちらは友人が予約してくれていました。

人肌のお寿司が堪らなく美味しかったです。小料理屋さんで出てきそうな一品料理もキリンビールによく合い、ドイツにいるのが信じられなくなりそうでした。

デュッセルドルフの日本食は、もちろん寿司だけではありません。ラーメン屋さんも堪能しました。食べ盛りの息子は一店だけでは足りないことが多く、ラーメンはデザート代わりです。

私は日本人パティシエさん「Cafe Cerisier」のスイーツを買って帰り、部屋でいただきました。ふわふわでなめらかでちょうどいい甘さ。食べたかったのはこれ!

 

おすすめ日本食関連店リスト

旧市街地はドイツらしい雰囲気。アルトビール醸造所バーは大賑わい

滞在最終日も最後まで日本食を追求しました。ホテル近くのアジア系食材店で購入したお弁当と、キリン一番搾りが鉄道の旅のお供になってくれました。

自宅に夕方到着する予定だったので、帰宅後の夕食用にお弁当を多めに買っておき、オランダに戻ってもリトル・ジャパン気分。お腹いっぱいに満たされ、しっかり充電できました。

日本食のことばかり書いてしまいましたが、デュッセルドルフは食事だけではなく、書店や食器、アニメグッズを扱うお店もあり、心癒されるものがあります。

また、少し歩いて旧市街地まで行けば、ドイツ文化も楽しめます。私はアルトビール、息子は大きな肉のパンを堪能しました。

デュッセルドルフはヨーロッパ近辺在住の方におすすめの日本食・文化を堪能できる旅行先です。

今回私たちが行った日本食関連のお店をリストアップしておきますので、ご参考ください。クレイトンホテルから徒歩で行けるお店ばかりです!

【YABASE】
https://www.yabase-ddf.com/

【なごみ】
http://m.nagomi.de/jp/home/

【麺屋武蔵】
https://takezo.de/ja/home-jp/

【麺処匠3代目鶏&ベジ】
https://takumi-chicken-veggie.de/ja/

【松竹】
https://japanfoodexpress-shochiku.de/jp/

【大洋食品】
https://www.dae-yang.de/store/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%AA%9E/

【HANARO MARKT】
https://www.kimsasia.de/english-1/hanaro-supermarket/

【大熊猫超市】
https://www.facebook.com/meinasiamarkt.de/

【Cafe Cerisier】
http://www.cafe-cerisier.com/

Written by 藤村ローズ(オランダ)

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